わたしのうちゅう
玄関のドアを開けると宇宙だった
我推开门 是宇宙
うたた寝しちゃって
闭了会儿眼
そうしたら
然后
夕焼け小焼けで 目が覚めて
因晚霞的辉光 醒来
玄関のドアを開けると宇宙だった
我推开门 是宇宙
思いがけず そわそわとした胸騒ぎ
胸中毫无征兆的忐忑
つっかけたサンダル
随意蹬上的凉鞋
小さいな小銭入れ
小小的零钱包
ポケットで溶けてゆく
在口袋中化掉
你 已经 在那儿
もう 君は そこで
被繁星包围的婴儿
本该通向便利店的道路在一瞬间
星に囲まれた 赤ん坊
浮起 消失
コンビニエンスストアへの道順が一瞬
漂浮着瓦砾的 黑暗啊
浮かんで消えた
婴儿的哭泣声
瓦礫の浮かぶ 闇よ
诶诶诶~诶诶诶~
赤ん坊の泣き声
手臂 手指 伸展成 羽翼
慢慢地 浮起 浮起
へえええ~ へえええ~
我 消失了
唰 唰 唰 唰
腕 指 広がる 翼
脚趾渐渐被鳞片包覆
ゆっくりと 浮かんで 浮かんで
流星如同起舞般倏地
私は 消えた
扬起火花
而我光着脚 溅起水花
すいっ すいっ すいっ すいっ
粼粼
天花板
鱗に包まれてゆく爪先
脚踝
踊るようにふいに流星は
流水的重量
火花を上げる
力量
裸足の足に水しぶき
力量
キラキラ
力量
天井
力量
くるぶし
你知道吗
川の流れの重た~い
漆黑的夜晚中流淌着的河流下的另一条河流
河水很冰
力
瞧
力
用波纹来写诗
力
谁也未涉足过的银河河畔
力
鸣沙啾啾作响
知っているかい
这里
只有漆黑与光明
真っ黒い夜に流れる川の下にもう一つ流れる
这里
川の水はとても冷たい
这里
ほら
啊 从这儿起
水の波紋で詩を書く
已经 已经
誰も足を踏み入れない天の川の辺り
从这儿起
きゅーいきゅーいと鳴き砂
你可回想起了什么
还是在渐渐忘却着
ここには
星辰雨 化作夜晚吧
漆黒と光の2つしかない
谁的星辰
ここには
谁的 谁的
ここには
谁的 这里是谁的
あ ここからは
记忆的深处
もう もう
这里是谁的 深处
ここからは
这里 这里
地球漂浮着
思い出している
湛蓝 湛蓝
それとも忘れてゆく
晃着摇篮的太阳的体温
星の雨 夜となれ
面对繁星撑起伞
誰の星
起舞吧 起舞吧
誰の 誰の
将你的声音取回
誰の ここは誰の
把仙女座的歌唱声
思い出の中
溶化在那 雨中
ここは誰の 中
落下来的夜晚 便是天籁
ここは ここは
我推开门 是宇宙
我掩上门 是地球
ポッカリと地球
自远处传来的
青い 青い
啊啊 这脚步声 我记得
ゆりかごを揺らす太陽の体温
啊啊 这歌唱声 我记得
星屑に傘差して
啊啊 这哭泣声 我记得
踊ろう 踊ろう
欢迎回来
欢迎回来
君の声を取り戻して
欢迎回来
アンドロメダの歌声は
“我回来了”
あの 雨に溶かして
降り注ぐその夜が 音楽
玄関のドアを開けると宇宙だった
玄関のドアを閉めると地球だった
遠くから
あゝ 知ってる この足音を 私は
あゝ 知ってる この歌声を 私は
あゝ 知ってる この泣き声を 私は
おかえり
おかえり
おかえり
「ただいま」