カガリビト [ver2.4]
万籁无声 驱驰于沉眠街道
静まり返り 眠る街を駆けゆく
舞跃穿堂 乘风向夜之深渊
吹き抜け踊る 風に乗り夜の淵へ
闪耀月光 捕捉其侧颜
輝く月が その横顔を捉える
凛冽光亮 左手紧握何物
冷たく光る 左手は何を掴む
渐渐瓦解世界的 一枚碎片
解れゆく世界の 欠片をひとひら
单手握紧意识火焰蹒跚前行
意思の火を片手に 縢り歩く
看不见终焉的 这种构造
終わりなど見えない 仕組みなのだから
将好奇之事 逐渐放弃
問う事は諦め 一つ一つ
断开的细线 回过神只剩唯一的针
絓糸途切れ 気付けば唯一の針
甚至再无法穿入 跪下双膝
縋る事さえ 許されずに膝を折る
水面映出了 满是补丁的身体
水面に映る ツギハギだらけの身体
询问于空蝉 这究竟是梦是幻
空蝉に問う これは夢か幻か
疲乏地入眠 梦入红色梦境
くたびれては眠り 赤い夢を見る
篝火坍塌 薰染天空
篝火は倒れて 空を焦がす
犹如被催促般 缓缓起步
急き立てられるように ゆらり歩き出す
好似孤独的太阳般 辗转反复
孤独な太陽の様に 繰り返して
勉强维系 一切火源
清澈蓝天 倚靠岩阴
繋ぎ止める 全ての火を
拂面微风 轻语晚安
澄み切った青空 岩陰にもたれて
瓦解 瓦解 回归残片 尘世的记忆
頬撫でゆく風は 「おやすみ」と呟いた
还未得见云消雾散之际
勉强绻留 相连于形 脆弱的魔法
解れ 解れ 欠片に戻る 現世の記憶は
无可替代的生命残影
霧散の瀬戸際を未だ見ず
静止动作的右手 将栀子花束
辛うじて留める 形を繋ぐ 敢え無い魔法は
献于重返大地的魂魄为饯
掛け替えの無い命の影
残留下的世界余下 无边绝望与
動かぬその右手には クチナシの花束を
但求即逝的永恒
地に返る魂に捧ぐ餞
残された世界には 縁なしの絶望と
願わくば暫くの永遠を