PIN DOWN YOUR BODY
夜中に目が醒めた時
独り 夢の中にいた
いつか夢見た夢とは
似でも似つかない夢だった
揺れ動く火が照らし出した 怯えた色は
静かに鈍い光をたたえたまま
どんな言葉で想いで 脆い心を繋ぎ止めたら
これ以上 傷つかずに 上手に笑えただろう
這いつぐばって 息もできないまま ただゆっくりと
失うくらいなら もう 迷う身体ごと 刺し留めて
静かな日が終わる夢
独り 逃げ遅れていた
いつか夢見た夢には
戻れないような夢だった
差し込む雨に滲んでゆく 怯えた色は
かすかに鈍い光を溶かしたまま
どんな希望も祈りも 今は心をただ壊すから
何もかも 傷つけずに 上手に笑えないよ
無様に笑う 救いようのないまま ただじっくりと
苦しむくらいなら もう 迷う身体こと 刺し留めて
夢のまた夢のその先へ
まどろむ優しい音に乗せて
気付けないまま 哀しい未来(おわり)へ
だけど...
どんな言葉で想いで 脆い心を繋ぎ止めたら
これ以上 傷つかずに 上手に笑えただろう
這いつぐばって 息もできないまま ただゆっくりと
失うくらいなら もう 迷う身体ごと 刺し留めて