ひとひら
今宵はどうか漆黒の闇をてらして
水面に寫りし
下弦の月にそっと願いを
深い森が紡ぐ白樺の籠で
葉わぬとて飛び立つこと
信じる強さ今溫めるの
ひとひらの夢空に屆け
いつかきっと運命(さだめ)をも壊して
いにしえの道から吹く
風に乗って遙かなる未來(あした)へ
翼ひろげ
儚きものそれゆえ輝く命を
散りゆく花びら
慈しむように時間は流れて
深い森が唄う孤獨な音色が
虛空の強さ今確かめるの
ひとひらの夢空を染めて
いつかきっと運命(さだめ)をま抱きしめ
いにしえの道から吹く
風に共に生きてゆく未來(あした)へ
翼ひろげ
たとえこの身が朽ち果てても
ひとひらの夢空に屆け
いつかきっと運命(さだめ)をも壊して
いにしえの道から吹く
風に乗って遙かなる未來(あした)へ
翼ひろげ