宇宙図書館 (2022 mix)
棚の隅に眠っていた遠い日々の贈り
今私が開くようにあなたがのこしたメッセージ
光りの塵射し込む窓
ほおづえつき読みだせば
目を覚ました文字たちが踴り始める
夢の中のあなたはあの日と変わらず
まだ幼い私を抱きしめてくれる
いつのまにか眠っていた
冬の午後は過ぎてゆく
ただ涙の跡だけをページに記して
夢の中であなたはなつかしい服著て
忘れていた未來を教えてくれる
棚の隅に戻しておこう遠い日々の
愛の心失くしたとき取り出せるように
いつの日にかまた逢えたら微笑むように