オリジナルドラマ「忘れじの一刀」
禰豆子は、禰豆子は違うんだ
祢豆子、祢豆子是不同的
人を食ったりしない
她絕對不會吃人
昔同じようなことを言って鬼に食われたやつがいた
曾經有人說過同樣的話,最後葬身鬼腹
そう、あれは俺がまだ鬼殺隊に入隊したての頃だ
對,那還是我剛進鬼殺隊時的事
鬼滅之刃無法忘卻的一刀
鬼滅の刃忘れじの一刀
遵循鎹鴉的傳令
我趕來了西邊的一座海港城鎮
鎹(かすがい)ガラスの伝令を受けて
吃我的觸手吧!
俺は西の港町へ赴いた
徒勞
觸手喰りゃあー
居然全都給打下來了
無駄だ
站住
全部打ち崩しやがって
我把鬼趕到了港口邊上
待って
怎樣,身後就是咆哮著的大海,你已無路可逃
俺は鬼を、港に追い詰めた
鬼殺隊的混賬!
どうする、後ろは荒れた海だ、もう逃げられないぞ
從他體內飛來的縱橫交錯的無數觸手相當棘手
鬼狩りめがぁ
但只要襲到他的身前……
やつの體から縦橫無盡に飛んでくる觸手は厄介だが
什麼,朝後跳下去了?
懐に飛びこんでしまえば
嗤,沒想到還會鑽進靠岸的船隻裡
なに、後ろに飛んだ?
想用船逃跑麼
ちっ、砂辺に泊めてある船に飛び移るとは
別以為能從我手上逃掉
船で逃げる気か
這糾纏不休的傢伙
逃しはしない
船猛烈的晃動下,我一時站立不穩
ったく、しつこい野郎だな
什麼聲音?
激しい揺れに足を取られてしまう
是巨浪? !
なんだこの音
滔天巨浪轟然一擊,船猛地被掀翻了
高波? !
我一下子被拋進了昏暗的海水里
淒まじい波の直撃により船が転覆
哪兒?鬼去哪兒了?
俺は暗い海へと放り出された
被海浪吞沒了的我
どこだ、鬼はどこだ?
漸漸失去了意識
波に飲み込まれて沈んだ俺は
醒來時,我已被潮水沖上了不知哪兒的海邊
そのまま意識を失った
這是哪?我是怎麼……
船翻了,我被拋進了海……
目覚めると俺はどこかの浜辺に打ち上げられていた
鬼!
ここはどこだ、俺はどうして
鬼怎麼樣了?已經葬身海底了麼?
船が転覆し、海に投げ出され
還是說……
鬼!
一陣刺耳的警鐘打斷了思考
鬼はどうなった、海の藻屑と消えたのか
松林的另一邊,似乎有村落
それとも
起火了麼
けたたましくなる半鐘
穿過松林,是一座村子
松林の向こうに、集落があるようだ
裡面沒有起火的跡象
火事か
但能見到村人們臉色慘然,倉皇逃離
松林を抜けると村があった
往後山去了麼
村のどこからも火の手が上がっていないが
山里似乎發生了什麼
村の男達が血相を変えて走っていく姿が見えた
直覺如此告訴我
向かっている先が裏山か
循著村人的行踪進了後山
山で何かがあった
到了一座寺廟,裡面圍滿了人
俺はそう直感した
慘,實在太慘了,
村人達の跡を追って裏山を登ってみると
為啥和尚們會……
すぐの寺の境內に人中にできていた
餵看啊,這和尚的手臂連著肩膀一同沒了
ひでー、ひどすぎる
那兒的小和尚半個腦袋都被啃掉了
なんで和尚さんたちが
還有一人腸子都被扯出來了啊啊啊
おい見ろよ和尚さんの腕が肩からなくなってるぞ
正堂前不遠處,躺著和尚和兩個年輕的修行僧慘不忍睹的屍體
あっちの若いお坊さん、頭が半分ねえ
警察在現場進行調查
もう一人は腸が&%$*#だ(知るか)
不可能是人
本堂近くに、和尚と二人の若い修行僧の見るも無殘な死體が転がっていた
幹出這麼殘忍的事的絕不可能是人
駐在は検証を行っている
確實這不是人能做出來的
人間じゃねえ
他們是被野獸吃掉的吧
こんなひでーマネができるのは人間じゃねえよ
警察大哥,野獸指的是?
確かにこりゃ人の仕業じゃねえな
連骨頭也給咬碎了,恐怕是熊
獣に食われたんだ
熊幹的好事吧
駐在さん、獣って
啊說的沒錯,如警察先生所言
骨まで噛み砕かれてるところを見るとおそらく熊だな
那樣的咬傷,除了熊沒別的了
熊の仕業だろ
這兒出現了食人熊
ああそうだ、駐在さんの言う通りだ
不對,那樣的咬法,不是熊
あんな噛み傷、熊しか考えられねえ
是鬼,鬼吃了他們
人食い熊が出たんだ
這樣看來,那隻鬼昨晚也被沖到了這裡
違う、あの喰らい方は、熊の仕業ではない
然後襲擊了和尚
鬼だ、鬼に食われたんだ
麻煩讓一下,警察先生
とすれば、あの鬼も昨夜のうちにここへ流れ著き
一個少年穿過人牆,趕到了警察邊上
そして、和尚たちを襲った
看起來只比我小兩三歲
ごめん、ちょっとどいてくれ、駐在さん
山里出現了食人熊的話,得趕緊把弟弟找到才行
人垣を掻き分け、一人の少年が駐在に駆け寄っていった
說起那個嘛晴夫,搜索行動已經中止了
俺よりも二三歳は年下のように見える
中止?不是說好今天也一起去找的嗎?
山に人食い熊がいるって言うんなら、一刻も早く弟を見つけないと
情況有變
それなんだがな晴夫、捜索は中止だ
藏著食人熊的山是不能讓人進的
中止?今日もみんなで探してくれるって約束だろう
怎麼這樣,那我弟弟怎麼辦?
狀況が変わったんだ
你算哪門子的警察?
人食い熊が出沒するような山に人は入れられない
總之搜索已經中止了
そんな、じゃ弟はどうするんだよ
雅叔,雅叔會和我一同去找的吧
それでもあんた駐在かよ
晴夫,這當口還是聽警察先生的好
とにかく捜索は中止だ
留叔
雅さん、雅さんは一緒に探してくれるよな
抱歉,我也有家人啊
晴夫、ここは駐在さんの言うことを聞いたほうがいい
康叔
留さん
放棄吧晴夫,已經找了兩天了
悪いな、俺にも家族がいるからよ
你弟弟沒準已經被熊吃了
康さん
你瞎說
諦めろ晴夫、今日で三日目だ
弟弟他一定還在哪兒活著,他絕對還活著
弟はすでに食われてるかもしれない
他一定在等著我去救他
そんなことあるか
晴夫
弟はどこかで生きている、絶対に生きている
夠了,你們這些傢伙根本指望不上
俺の助けを待ってるに違いないんだ
讓開!
晴夫
別進山里啊,晴夫,聽到了嗎
もういい、あんたらになんて頼まねえ
大家也都聽見了,這一段時間,絕對不可進入山里
退けよ
我目光追趕著飛奔出寺廟的少年
山に入るなよ、晴夫、いいな
看出他沒有下山回村,反而踏上了進山的路
みんなも聞いた通りだ、暫くの間、山へは立入禁止だ
無疑他是要一個人去尋找弟弟了
沒辦法,既然那鬼也藏在這山里
寺の境內を飛び出した少年を目で追うと
就不能對這叫晴夫的少年放任不管
村へ戻る道には降りず、逆に山道を上がっていた
優,優,你在哪,優
先程の様子からして、一人で弟を探しに行ったに違いない
是哥哥啊,在就回答我啊,優
全く、この山のどこかにあの鬼が隠れている以上
優,優
晴夫という少年をこのまま放っておく訳にはいかない
去了哪兒啊
ゆう、ゆう、どこだ、ゆう
誒,那是山洞嗎
兄ちゃんだぞ、いたら返事してくれ、ゆう
果然是山洞,這種地方也有嗎,優
ゆう、ゆう
別進去
どこなんだよゆう
誰啊你是
あれ、洞穴か
別冒冒失失地進去
やっぱり洞穴だ、こんなとこにもあったんだ、ゆう
鬼怕日光,要避開太陽就得躲在這種地方
入るな
鬼
誰、あんた
退下吧,不要動這兒
むやみに中に入るな
洞穴並不深,很快就到了盡頭
鬼は日光に弱い、日が刺す間隠れているとすればこういう場所だ
沒有鬼的踪跡
鬼?
餵,裡面有一個七歲大的小男孩嗎
下がってろ、ここで動くなよ
誰也沒有
洞穴の中はそう深くなく、すぐに行き止まりになっている
你的臉沒見過啊
鬼の姿はなかった
已經死心了吧,快給我下山去吧
なあ、中に七歳ぐらいの男の子がいないか
我在叫你回村里去
誰もいない
怎麼能回去,我還得找我弟弟
あんた、見慣れない顔だな
不出山,你也要和那些和尚一樣被熊吃了
もう気が済んだろ、いいからすぐ山を降りるんだ
食人熊什麼的有什麼好怕的
村に帰れと言ってる
我弟弟就是在這山里走丟的,我得去找他
帰る訳ないだろ、俺は弟を探すんだ
找到之前絕不下山
山からでなければ、お前も和尚たちのように熊に食われるぞ
那直視著我的堅定目光
人食い熊なんて怖いもんか
表明了他強烈的決心
俺は山でいなくなった弟を探してるんだ
真是個麻煩的傢伙
弟が見つかるまで絶対に山を降りねえ
那你去哪兒
俺を見つめる力強い眼差し
找弟弟啊
彼の決意は硬いようだ
要和我一同去找嗎
めんどうなやつだ
所以問你要去哪兒找
どこへ行くんだよ
昨天和警察先生以及村里人搜遍了東部
探すんだろ、弟を
嗯,所以他是去了西邊吧
俺と一緒に探してくれるのか
謝謝你
で、どこを探す気だ
想到你被吃了我也於心不忍
昨日、駐在さんと村のみんなで東の方を探して回ったから
但先忠告你一句
なるほど、だから西の方にやってきたというわけか
剛才那樣的山洞,見著了可別一個人擅自進去
ありがとう
第一時間告訴我,明白麼
お前も食われたら寢覚めが悪い
嗯,明白
だが忠告しておく
優,在哪兒,哥哥來了,優
さっきのような洞穴を見つけても勝手に一人で入るな
怎麼了
まず俺に知らせろ、いいな
那兒,掉在樹叢裡的那個
うん、分かった
是優穿過的大衣
沒錯,就是優穿過的
ゆう、どこだ、兄ちゃんだぞ、ゆう
他來過這兒,說不定還沒走遠
どうした
優,在嗎
あそこ、茂みに落ちてるあれ
等等,晴夫,樹叢由我來搜,你負責喊就行
ゆうが著ていた羽織だ
優,不要害怕,是哥哥來了
間違いねえ、ゆうの羽織だ
優,在就回答我,優,優,在哪啊,優
いたんだよゆうがここに、まだ近くにいるかもしれない
之後我們就這麼,在森林里四處搜尋,直到夜幕降臨
ゆう、いるのか
然而最後也沒能找到他弟弟
待って晴夫、茂みの中は俺が當たる、お前は弟に呼び掛け続けろ
希望越大,失望也就越大
ゆう、兄ちゃんがきたからもう心配ないぞ
終於,晴夫抱著弟弟的大衣蹲了下來
ゆう、いたら返事してくれ、ゆう、ゆう、どこだ、ゆう
優,究竟去了哪兒啊,優
それから俺達は、日が暮れるまで、森の中を探し回った
別把我孤零零地丟下不管啊,優
だが結局、弟は見つからなかった
別在人前落淚
見つかる期待が大きかった分、落膽もまた大きい
我們的父親母親都很早就去世了,我們二人相依為命
晴夫は弟の羽織を抱きしめたまま、うずくまってしまった
互相支撐著走到今天,我是為了他才咬著牙堅持過來的
ゆう、どこへ行っちまったんだよ、ゆう
弟弟對你而言就是存在的證明麼
俺を一人ぼっちにするんなよ、ゆう
啊,優和母親很像,非常溫柔
人前で涙を見せるな
我出去捕魚,他就和漁夫們的家人一起,捏著飯糰等我回來
父ちゃんも母ちゃんも早くに死んじまって、たった二人だけの家族なんだ
而且他也和父親一樣聰明
二人で生きてきたんだ、俺はゆうがいてくれたから頑張って來れたんだ
不管是修補漁網、還是剖解魚肉,都是一教就會
弟はお前にとっての生きる証か
聰明麼,晴夫,換作是你在山里遭遇了什麼災難,你會怎麼做
あ、ゆうは母ちゃんに似てとても優しい子で
什麼怎麼做,完全沒頭緒
俺が漁に出ている間、漁師仲間の女將さんたちと一緒におにぎりを作って待っててくれるんだ
既然是聰明的孩子,至少會在救援到來前先解決飲水問題吧
それに、父ちゃんに似て賢いんだぜ
水的話對面,穿過這片森林就有一條河流
漁網を繕うのだって、魚をさばくのだって、俺がちょっと教えただけですぐに覚えちゃうんだ
好,去看看吧
賢いか、晴夫、もし山で何かしらの災難に會ったとしたら、お前ならどうする
四下都已被黑暗吞沒
どうって分かんねよ
只有河水上月華流動
賢い子なら助けが來るまで飲水の確保くらい考えるだろう
優,優,那兒有一處洞穴
水なら向こう、この森を抜けた先に谷川がある
傾斜的岩坡上,有一個足夠讓一人進入的洞穴
よし、行ってみよ
忘了我的忠告麼
差點就自個兒進去了,對不起,要調查一下里面嗎
辺りはもう完全に黒に染まり
嗯,我先進去
月明かりが川を照らしている
進了洞穴,走了不知幾步
ゆう、ゆう、あそこに洞穴が
忽然
岩の斜面に、人が充分に入れる大きさの橫穴があった
鼻子嗅到了一陣血的腥臭味
忠告を忘れたか
怎麼樣,優在裡面嗎
勝手に入ろうとしてごめん、中を調べるのか
沒有人的氣息在
あ、先に俺が入る
那有熊嗎
洞穴に入って何歩進んだのだろ
也不是熊
その時
“不是”?那裡面的到底是什麼?
血生臭い匂いが俺の鼻をついた
恐怕是鬼
どう、ゆうは居そうか
鬼是啥
人の気配はないが
有鬼在,它巧妙地隱藏了行踪,然後毫無顧忌地四處吃人,就像吃那幾個和尚一樣
熊がいるのか
斬殺這樣的惡鬼,正是我的使命
熊ではない
居然還有鬼
熊じゃない、じゃ一體中に何がいるんだよ
聽好了,在那兒待著別動
おそらく鬼だ
一步一步深入洞裡,血腥味也愈發濃烈
鬼だって?
驀地,黑暗深處,出現了兩點詭異的光
鬼はいる、巧妙に身を隠し、そしてなんの躊躇いもなく人を食う、あの和尚たちのようにな
是眼睛!
そんな鬼どもを狩るのが俺の役目だ
晴夫,趕快離開那兒
まさか鬼なんて
快走
いいか、そこを動くなよ
嗯
洞穴を一歩、また一歩と進めていくことに、血生臭さも増していく
喲鬼殺隊,還給我帶了不錯的禮物啊
すると、奧の暗闇に不気味に光るものが二つ見えた
我啊,最喜歡小孩子了,吃來吃去還是小孩子最惹人饞啊
目だ
肉又軟嫩可口,血又甘甜美味,吃過一次就停不下來了啊
晴夫、すぐここから離れろ
你這傢伙
離れるんだ
吃了人,有力氣了是吧
うん
晴夫,退開!
鬼狩り、いいもん手土産に持って來てくれたじゃねえかよ
優!優在這兒!
俺はよ、ガキが大好物なんだ、やっぱりよガキがうめえよな
什麼!
肉は柔らかくてみずみずしいし、血は本當に甘いし、一度食べたらやめられねえぜ
不會看錯的,是優啊,優剛跑進森林裡了
貴様
優,是哥哥啊!
人を食らって力が増したな
晴夫別去,別離開我身邊!
下がれ、晴夫!
優!
ゆうだ!ゆうがいた!
晴夫!
なに!
我把目光從鬼身上挪開了,這一瞬的空隙沒有被鬼放過
間違いない、ゆうだよ、ゆうが今森の中に入っていたんだ
左顧右盼可危險得很吶,鬼殺隊的小哥
ゆう、兄ちゃんだ!
一個不小心腿就被傷了麼
晴夫、行くな、俺のそばから離れるな
大腿那兒血留個不停喲,疼不疼呀
ゆう!
鬼殺隊的,料理完你,我就要好好品嚐那個小孩子了
晴夫!
連骨髓也要給吸乾淨咯
俺が鬼から目を離した、その一瞬の隙をつかれ
= 全集中·水之呼吸=
餘所見てはまずいよな、鬼狩りさんよ
將飛來的觸手一一斬落,不斷縮短和對方的距離
不覚にも足をやられたか
給老子,鬼殺隊!
太腿から血が滴ってるぜ、痛えか
來了
鬼狩り、おめえを始末したら、ゆっくり味わってやるぜ、あのガキをよ
叁之型,流流舞!
骨の髄までしゃぶり盡くしてやる
為什麼,都這樣子了還能動
= 全集中·水の呼吸=
壹之型,水面斬
飛んでくる觸手を切れ落としながら、やつとの距離を縮める
晴夫,晴夫!
くたばりやがれ、鬼狩りめが!
晴夫,在哪,去哪兒了,晴夫,晴夫
來た
難以言說的不祥預感驅使著我
三の型、流々舞!
晴夫
なんで、そんな様子で動けるんだよ
這兒
壱の型、水面斬り
樹叢對面的岩地上,傳來了晴夫的聲音
怎麼在那種地方
晴夫、晴夫
晴夫
晴夫、どこだ、どこにいる、晴夫、晴夫
果然是弟弟,弟弟在這兒,我找到他了
何か言いようのない嫌な予感が俺を動かしていた
看啊,是優
晴夫
晴夫緊挨著那叫優的小男孩
ここだよ
但月光下,那男孩的臉……
茂みの向こう、岩場の上から晴夫の聲がした
晴夫,離開那傢伙
あんなところに
你在說啥啊,這是我一直在找的弟弟啊,是優啊
晴夫
晴夫,好好看看他的臉,那是你弟弟的臉嗎
やっぱり弟だったよ、弟がいたんだ、ゆうが見つかったんだ
怪異地發著光的眼睛,嘴巴里的獠牙
ほら、ゆうだよ
那不是你的弟弟,是鬼
晴夫がゆうと呼ぶ男の子に寄り添っている
說什麼蠢話,是弟弟啊,我說的不會有錯
だが月明かりに照らし出されたその子の顔は
優,是哥哥我啊,你知道的吧
晴夫、そいつから離れろ
晴夫,那傢伙是鬼
何言ってんだよ、ずっと探してた俺の弟なんだ、ゆうなんだ
鬼也好什麼都好關我鬼事
晴夫、そいつの顔をよく見ろ、それがお前の弟の顔か
我、我只是要救下我的弟弟
怪しく光るその目、口から見える牙
晴夫,放棄吧,你弟弟已經變不回人了
そいつはもはやお前の弟ではない、鬼だ
在那等我,現在就上去
バカ言うな、弟だ、俺が言うんだ間違いねえ
你要殺我弟弟嗎,別過來!
ゆう、兄ちゃんだ、分かるだろ
父母也好兄弟也罷統統吃掉,這就是鬼的天性
晴夫、そいつは鬼だ
在他旁邊的你,也只會被吃掉
鬼だろうと何だろうと構わねえ
優不會做這種事,說過了吧,他是一個溫柔的孩子
俺は、俺は弟を助けるんだ
晴夫,趕快離開那兒!
晴夫、諦めろ、弟はもう人間には戻らない
但是我拒絕!
そこで待ってろ、俺が今行く
晴夫!
弟を切る気か、來るな
他是我的弟弟,是我唯一的家人啊!
親であろうと兄弟であろうと容赦なく食らう、それが鬼だ
所以拜託了,放過他吧,求你了
そばにいたら、お前も食われる
晴夫,我沒法答應你
ゆうはそんなことしない、話したろう、ゆうはとても優しい子なんだ
優是不一樣的,他絕對不會吃我,也絕對不會吃人
晴夫、そこを退け
哥哥
いやだ
優,你清楚的吧,是我,是哥哥啊
晴夫!
晴夫……
俺にとってゆうはたった一人の弟なんだ、家族なんだ
哥哥
なぁ、頼むよ、ゆうを見逃してくれよ、お願いだ
是啊優,看,這是優,才不是什麼鬼
晴夫、それはできない
晴夫,趕快走開!
ゆうは違う、俺を食ったりしない、人を食ったりしない
吶,和哥哥一起回家吧
兄ちゃん
再給哥哥捏一次飯糰好嗎,優
ゆう、分かるか、俺だ、兄ちゃんだ
晴夫!
晴夫
你心裡清楚嗎,你在吃你哥哥的肉啊
兄ちゃん
壹之型,水面斬
そうだよゆう、ほら、ゆうだよ、鬼なんかじゃない
振作點,晴夫
晴夫、離れろ
優,優呢
なぁ、兄ちゃんと一緒に家に帰ろう
放心吧,我已經救下他了
また兄ちゃんにおにぎり握ってくれよ、ゆう
謝謝你
晴夫!
優……
分かっているのか、お前が今食らったのは兄なんだぞ
晴夫
壱の型、水面斬り
飢餓狀態下的鬼,無論父母還是兄弟都會盡數獵食
しっかりしろ、晴夫
對它們而言那不過是營養罷了
ゆう、ゆうは?
一路走來,這樣的情景我已見過不勝其數
安心しろ、俺が助けた
然而這個小姑娘,她身上有傷
ありがとう
為了自愈正大量消耗著體力
ゆう
鬼化時消耗的體力想必也不會少
晴夫
無疑她正現在處於重度的飢餓狀態
本該一心想著食人血肉的
飢餓狀態になっている鬼は親でも兄弟でも殺して食べる
可那守護哥哥的動作,以及對我作出的威嚇
栄養価が高いからだ
這兩人或許真的有什麼特別之處
今までそういう場面も山程見てきた
起來了麼
この娘は怪我を負わされており
去找狹霧山里隱居著的,名叫鱗滝左近次的老人吧
それを治すために力を消費している
就說是富岡義勇叫你去的
鬼に変わる時もかなり體力を消費するはずだから
(完)
間違いなく今は重度の飢餓狀態
一刻も早く人の血肉を喰らいたかっただろうに
守る動作、俺に対する威嚇
こいつらは何か違うのかもしれない
起きたか
狹霧山の麓に住んでいる鱗滝左近次という老人を訪ねろ
冨岡義勇に言われてきたと言え
終わり