星の軌跡
もしこの宇宙が裏返しで
全てが噓をついても
君と私が出した答えは
唯一の真実だろう
揺るがない正解など
どこにもありはしないと
笑いながら言った君
それこそが「絶対」
星の軌跡を辿る旅路に
夢を見れる時代は終わった
ああ人間はいつしか
人間でなくなっていた
隠し持った熱量
気付くこともなく
馬鹿みたいな珈琲飲んでみたら
世界の不思議に會った
君のそれとあちら側
どちらが表で裏か
それだって同じ事で
正解なんかない
星を繋いで描く神話も
夢物語じゃなくなった
私と君じゃないと
救えないものがある
宇宙の法則がそう
亂れないように
星を夢見て飛ばす奇跡が
壊すこの地球の未來地図
綱渡りで覗いた地獄が
手を伸ばす前に裏返す
ああ人間はいつしか
人間でなくなっていた
遙かなる祈りには
屆かないままで