冬のエトランジェ
時のないチャペルで二人 互いを汚す
行き場のない淡い想い 涙で濡らす
あなたはまるで あのおぼろ月
不確かな夢 灯し続けて
ゆらいでゆれる恋心に
二人静かに呼ばれてる
ゆらいでゆれる恋心に
時折雪が降り注ぐ
深い闇に浮かぶマリア 罪を凍らす
あなたは肩ごしに降りた運命(さだめ)を揺らす
許されるなど 望むはずも無い
泡沫の愛 どうか泣かないで
激しくうねる熱情に
一人身を裂く夜が明ける
生まれて果てるその刹那に
どうぞ命よ 燃え尽きて
男達は刻をかけて揺りかご探す
女達は時代をかけて揺りかごになる
語り継ぐ者 口をつぐむ者
おろかでしょうか?
ふたりきり、、
ゆらいでゆれる恋心に
遠くで月が鳴いている
ゆらいでゆれる恋心に
祈る言葉も忘れました
ゆらいでゆれる恋心に
二人静かに呼ばれてる
ゆらいでゆれる恋心に
時折雪が降り注ぐ