トラブル発生! ?初めての合同練習
彩「おはようございます」
彩「早上好」
みんな「おはようございます」
四人「早上好」
イヴ「今日ははじめての合同練習ですね!ワタシ、緊張して昨日は眠れなかったんです」
夜「今天是头一次合练呢!我昨天晚上都紧张得没睡好」
彩「私もだよ」
彩「我也是啊」
「たくさん練習してきたけど、みんなの音に合わせて歌えるか、ドキドキしちゃって」
「练的时间已经不短了,但完全不知道能不能跟上大家的节奏,有点激动」
千聖「そうね、基礎レッスンと個人練習はしてきたから」
千圣「是呢,基础训练和个人练习做了不少」
「最低限弾けるようにはなっていると思うけれど」
「弹倒是能弹得起来」
「全員で音を合わせるのははじめてだし、上手くできると良いわね」
「但毕竟大家合练还是第一次,但愿能顺利一些吧」
日菜「そう言えばさあ、まだトレーナーさん来てないのかな」
日菜「话说……训练员还没来吗?」
麻弥「あれ?確かにまだいらっしゃっていないようですね」
麻弥「嗯?好像真的还没来啊」
「もう来てもおかしくないと思いますが」
「这个点也该来了吧」
千聖「あら、みんなスタッフさんから聞いていない?」
千圣「嗯?你们没听管理员说吗?」
「今日トレーナーさんが、スケジュールの都合で急に来られなくなったから」
「今天训练员日程安排突然有变,来不了了」
「練習はバンド経験豊富な麻弥さんにお任せしますって言っていたわよ」
「所以练习就交给乐队经验丰富的麻弥来指导」
みんな「ええ!?」
众人「啊!?」
イヴ「最初からトレーナーさんがいないなんて、どういうコトですか?」
夜「怎么回事?第一次练习训练员就不在?」
「約束を違えるなんて、ブシドウに反します」
「居然不遵守约定,这不符合武士道精神!」
彩「困ったね……」
彩「这下麻烦了……」
日菜「あたしはちょっと練習したらすぐできちゃうから」
日菜「我稍微练一练就能弹好了」
「トレーナーさんいなくても問題ないけどね」
「所以训练员不在也没什么问题」
千聖「練習初日からいないなんて、スタッフは何を考えているのかしら」
千圣「练习第一天就不在,这个管理员脑子里到底在想些什么」
彩「千聖ちゃん、何か言った?」
彩「千圣,你说话了吗?」
千聖「いいえ、何も」
千圣「嗯?没有啊」
「麻弥ちゃん、申し訳ないのだけれど、私たちにレッスンをお願いできない?」
「麻弥小姐,不好意思,能指导一下我们的练习吗?」
麻弥「ジ、ジブンがですか?ジブンなんかに務まるでしょうか……」
麻弥「我、我吗?我感觉不太能胜任啊……」
千聖「大丈夫よ、自信を持って。麻弥ちゃんは、もともとスタジオミュージシャンだったのだし」
千圣「没事的,自信一点。麻弥小姐本来就是工作室里的音乐人嘛」
「楽器に関しては、ここにいる誰よりも詳しいもの」
「关于乐器肯定比我们四个里任何一个都懂」
麻弥「確かに楽器歴は一番長いですが……」
麻弥「确实我的乐器经验最多,可是……」
日菜「そんなに心配しなくても大丈夫だよ」
日菜「没事,没必要担心这么多」
彩「麻弥ちゃん、私たちに教えてください、お願いしますっ!」
彩「麻弥,拜托了,教教我们吧!」
イヴ「ワタシからも、お願いします!」
夜「我也是,拜托了!」
麻弥「わ、わかりました!精一杯やってみます!」
麻弥「好、好吧!我会尽全力教你们的!」
彩「ありがとう、麻弥ちゃん~」
彩「谢谢你,麻弥~」
千聖「ふふ。それじゃ、スタジオに行きましょうか」
千圣「呵呵。那我们走吧,去工作室」
……
……
彩「わあ、広いスタジオ!楽器が一列に、ズラって並んでる」
彩「哇,好大的工作室!有一大排乐器呢」
麻弥「このスタジオは、壁が一面鏡張りになっていますから」
麻弥「这个工作室有一整面墙都贴上了镜子」
「練習姿もよく見えて、やりやすいと思いますよ」
「能清清楚楚看到自己练习的样子,还是比较方便的」
「では、まず自分の楽器のチューニングをお願いします」
「那么大家先给自己的乐器调一下音吧」
みんな「はーい」
四人「好——」
(チューニング中……)
(调音中……)
日菜「ギターのチューニング、終わったよー」
日菜「吉他调音完毕!」
千聖「麻弥ちゃん、ベースも準備できたわ」
千圣「麻弥小姐,贝司也准备好了」
イヴ「キーボードもダイジョウブです!あとはマイクだけですね」
夜「键盘也没问题!剩下就是麦克风了呢」
彩「えっ、ちょっ、ちょっと待って」
彩「啊、等、等一下」
「こほん……あーあー、てすとてすと、わんつーわんつー」
「咳咳……啊——啊——,试音,试音,一二一二」
「うん、マイクもオッケーだよ」
「嗯,麦克风也没问题」
麻弥「あは、でははじめましょう!」
麻弥「啊哈,那就开车吧!」
「今日は、『しゅわりん☆どり~みん』の頭のフレーズを弾けるようになること」
「今天我们要把修车(しゅわりん☆どり~みん)的开头一段旋律合下来」
「これを目標にやってみましょうか」
「就把这个作为今天的目标吧」
千聖「そうね、はじめての練習だし、それくらいが良いわね」
千圣「是啊,第一次练习,这个程度应该刚好」
彩「うん!麻弥ちゃん、指導お願いします!」
彩「嗯!麻弥,指导就拜托你了!」
「私、この曲はじめて聴いたときに、すっごく楽しい気分になったんだ」
「我第一次听到这首歌的时候非常开心呢」
「なんて言うか、音が弾ける感じで、自然に踊りたくなっちゃったの」
「该怎么说呢,感觉音符在蹦蹦跳跳的样子,无意识地就想跟着音乐跳舞呢」
「その気持ちが、お客さんにも伝わるように歌おうと思ってるんだけど」
「我想把这种感觉表现在歌声里,让听我们演奏的客人们也体会到」
「みんなはどう思う?」
「你们怎么想?」
イヴ「いいと思います!みんなでハモるところも多くて、可愛い曲ですよね」
夜「我觉得不错!这首歌很棒呢,需要大家一起和声的地方也很多」
日菜「なんてったって、しゅわしゅわぱちぱちだもんね」
日菜「毕竟是“修哇修哇啪叽啪叽”(歌词)呢」
「あたし最初に聴いたとき、サイダーのCMソングかと思ったよ」
「我第一次听还以为是汽水的CM曲」
「聴き終わったあとに、サイダー飲みたくなって、買いに行っちゃったし」
「然后听完突然想喝汽水,就跑去买了一瓶」
麻弥「へへ、日菜さんらしいですね」
麻弥「哈哈,很符合日菜小姐的性格呢」
千聖「『しゅわしゅわ☆どり~どりみん いえーい』なんて」
千圣「“Shuwashuwa☆dre~dream'in Yeah”什么的」
「インパクトがあって、覚えやすいフレーズよね」
「这歌词还真是有冲击力,印象深刻啊」
「私なら、絶対に思い浮かばないから、作詞家さんは凄いわ」
「我是绝对想不出这种词的,作词家确实不一般呢」
「私達は、彩ちゃんの歌がより引き立つように演奏できると良いわね」
「我们的演奏应该把彩彩小姐的歌声衬托得明显一些」
麻弥「そうですね、頑張りましょう!では、鏡に向かって、楽器を構えてください」
麻弥「是啊是啊,加油吧!那么请大家面对镜子,把乐器摆好」
「自分の指の動きが見えるようにしてくださいね」
「要能看到自己手指的动作」
イヴ「キーボードに指を置いて……こ、こうでしょうか」
夜「把手指放在键盘上……这、这样吗」
千聖「ベースを構えて……こうかしら?」
千圣「把贝司摆好……这样?」
麻弥「皆さん?演奏するときは、姿勢をよくしてくださいね」
麻弥「大家听好,弹奏的时候一定要把姿势摆好」
「初心者のうちは猫背になりやすいですが、姿勢が悪いと体に負担がかかりますし」
「刚开始的时候很容易就会驼背,姿势不好身体也会有负担」
「見た目も悪いですから」
「而且样子也不好看」
「では、カウントで演奏をはじめますね」
「那么大家跟着我的倒数开始吧」
「ワン、トゥ、ワントゥスリーフォー……」
「一,二,一二三四……」
(五人の各々タイミングズレた演奏)
(五人一塌糊涂的演奏)
麻弥「す、ストーップー!」
麻弥「停、CUT CUT!」
彩「音、全然合わないね」
彩「声音彻底就是乱的啊……」
イヴ「はぁ、練習してきたのに、全然できません」
夜「呼,练了这么长时间,还是弹不好」
日菜「なんでこんなに合わないんだろう……ふうん、わかんないなー」
日菜「为什么这么乱啊……嗯……想不明白」
千聖「ここまで合わないなんて、先が思いやられるわね」
千圣「居然乱成这个样子,前途堪忧啊……」
麻弥「あのー、ちょっといいですか?」
麻弥「那个,大家听我说……」
「皆さんもう一度演奏する前に、ジブンが気になった点をお伝えしますね」
「在合第二次之前,我先说一下我发现的问题」
「まずはイヴさん」
「首先是小夜小姐」
イヴ「は、はいっ!」
夜「啊,嗯!」
麻弥「リズムが早かったり遅かったりしているようですね」
麻弥「你的节奏有时候快有时候慢」
「一定のリズムで弾けるように、メトロノームを見ながらやってみてください」
「弹奏的时候可以看着节拍器保持一定的节奏」
イヴ「分かりますた!」
夜「了解!」
麻弥「次に、千聖さん」
麻弥「然后是千圣小姐」
「ベースの音は一定なのですが、入りのタイミングがワンテンポ遅いです」
「虽然贝司的节奏比较整齐,但开始的时候慢了一拍」
「音を出すタイミングを気をつけてみてください」
「注意一下开始的时机」
千聖「タイミング、ね。分かったわ」
千圣「时机吗。我知道了」
麻弥「次は日菜さん」
麻弥「然后是日菜小姐」
「日菜さんは……演奏はとてもジョウズですが、マイペースすぎます」
「日菜小姐……虽然弹得非常出色,可是有点太随心所欲了」
日菜「えー……そんなにマイペースかな、るんって弾いてるだけだよ」
日菜「呃……有那么随心所欲吗,我就是在“るん”地弹啊」
麻弥「あはは……あ、まずは、譜面通りのリズムでやってみてください」
麻弥「啊哈哈……啊,首先试试按照谱面的节奏弹吧」
日菜「はーい」
日菜「好——」
麻弥「最後に彩さん、今の演奏は音がズレていたので歌いにくかったと思いますが」
麻弥「最后是彩彩小姐,虽然刚才各种乐器乱成一团比较难唱」
「ベースやギターの音をしっかり聴いて、呼吸を合わせて歌うコトが大事ですね」
「不过彩彩小姐要认真听着贝司、吉他这些乐器的声音,调整自己的呼吸配合她们来唱」
彩「なるほど……もっと呼吸を合わせないといけないんだね」
彩「明白了……呼吸必须再配合一下她们的节奏呢」
「じゃあ、鏡に向かうんじゃなくて、千聖ちゃんと日菜ちゃんを見て歌うね」
「那我不看镜子了,就看着千圣和日菜来唱吧」
千聖「えっ…?」
千圣「什么…?」
日菜「なんで?」
日菜「为什么?」
彩「だって、みんなの顔を見ながら歌ったほうが、アイコンタクト取れるし」
彩「因为我觉得,看着大家的脸可以有眼神上的交流」
「呼吸も合わせやすいかなって思って」
「呼吸也就更容易配合节奏了」
日菜「へー、そんなこと考えたこともなかったな……彩ちゃんおもしろい!」
日菜「哇,我完全没有想到啊……彩彩真的好有趣!」
イヴ「彩さん、いいアイディアですね、ワタシも皆さんを見ながら弾きたいです」
夜「彩彩小姐,好主意呢,我也很想看着大家弹」
彩「でしょうでしょう~いいと思うんだけどな」
彩「是吧是吧~我觉得这个主意不错」
「ちゃんと目と目を合わせて歌うのって、大事だと思うんだ」
「演奏的时候对上眼神是很重要的」
「千聖ちゃんは、どう思う?」
「千圣觉得怎么样?」
「どう、なのかしら……麻弥ちゃん、彩ちゃんの意見はどうかしら?」
千圣「怎么样,呢……麻弥小姐,你觉得彩彩小姐的意见如何?」
麻弥「彩さんの言うコトはもっともですよ」
麻弥「彩彩小姐说得非常有道理」
「ライブ中もアイコンタクトって大事ですし、試しに、円になって演奏してみましょうか」
「上台表演的时候眼神交流也十分重要,所以,我们试试围成一个圈演奏吧?」
日菜「うん、いいと思うよ」
日菜「嗯,可以哦」
麻弥「そうしたら、ドラム、ギター、ベース、キーボードで円を作って」
麻弥「那么我们就用鼓,吉他,贝司和键盘围一个圈吧」
「真ん中で彩さんに歌ってもらいましょうか。ちょっと楽器を移動させましょう」
「彩彩小姐就站在圈的正中间。来,把乐器移动一下」
イヴ「ドラムの移動は大変だから、キーボードを動かしますね」
夜「挪鼓组太麻烦,就挪键盘吧」
彩「イヴちゃん、手伝うよ」
彩「小夜我来帮你~」
日菜「あたしも~」
日菜「我也来帮忙~」
千聖「私も手伝うわ」
千圣「我也一起吧」
麻弥「じゃあ、みんなで持ちましょう」
麻弥「那大家一起抬吧」
「このキーボード、結構重いから気をつけてくださいね、せーのっ!」
「这键盘不是一般地重,大家小心点,一,二,三——!」
みんな「よいしょっとー」
众人「嘿——咻!」
麻弥「よし、これでダイジョウブですね。彩さんは、楽器の真ん中に立ってください」
麻弥「好,这下就没问题了。彩彩小姐请站在乐器的正中间」
彩「えへへ、みんなの顔が見られてうれしいな」
彩「嘻嘻,能看到大家的脸,真好啊」
「ずっと見られっぱなしってちょっと恥ずかしいけど、頑張って歌うね!」
「虽然一直被看着有些害羞,但我会努力唱的!」
麻弥「では、またカウントからはじめますね!ワン、トゥ、ワントゥスリーフォー……」
麻弥「那么大家继续跟着倒数开始吧!一,二,一二三四……」
(ばっちり整えた演奏)
(整齐划一的演奏)
彩「やったっ!さっきよりうまくできた!」
彩「太好了!比刚才好多了呢!」
麻弥「とてもいい感じです!最初の演奏より、断然まとまりが出てきましたね!」
麻弥「非常不错的感觉!比第一次合要整齐得太多了!」
日菜「うんっ!今のはあたしも、るるるんって感じだったよ!」
日菜「刚才那段我也感觉非常“るるるん”呢!」
千聖「そうね、彩ちゃんがアイコンタクトしてくれたお陰で」
千圣「是啊,多亏了和彩彩小姐的眼神交流」
「入りのタイミングが合うようになったわ」
「我才抓住了开始的时间点」
麻弥「慣れるまで、しばらくはコレで練習しましょう」
麻弥「在习惯之前就这么练吧」
彩「よーし、これからライブを成功させるために、みんなで頑張ろうね」
彩「好——!为了演唱会的成功,大家今后一起加油吧」
イヴ「そうですね!たーくさんトックンしましょう」
夜「是呢!一起来进行海量的特训吧」
日菜「円になって練習するなんて、はじめてだな。おもしろいかも!」
日菜「我还是头一次围成圈练习呢。感觉会很有趣!」
千聖「この調子で練習していけば、それなりの仕上がりにはなりそうね」
千圣「看起来,照这个势头下去会收到不错的效果」
彩「うん?千聖ちゃん何か言った?」
彩「嗯?千圣你说话了吗?」
千聖「いいえ?何も。これから、頑張りましょうね」
千圣「没有啊?错觉。今后大家就一起加油练习吧」
彩「そう?それならいいんだけど」
彩「是吗?那就好」
「さあ、もう一度やってみようよ」
「来,大家再来练一次吧!」
みんな「おー!」
四人「嗷——!!」
<終わり>
<终> 感谢收听