抗心病
楽しかったことはもう楽しくない
気分が塞ぎ込みがちに
なることが増えた
それでも僕は
どこまでも鬱じゃない
変わってしまう自分が悲しいだけ
顔面を笑わしてみても
脳みそしっかり引きつって
全部にさ 変化を見つける
息を吸うごとに死んで生まれて
全細胞が今日も僕を作ってます
結局 抗えない
心臓が脈打つなら
変わり続けてく
心と体になるの
この先 どんな僕も
僕を見捨てないこと
信じてやまないよ
年老いた感性にもう価値はない
知ってる感情と
触れ合っても意味がないのです
でも僕も人間だから信じたい
とんがってない
ナイフでも君を刺せること
「誰も一人じゃない
だから大丈夫さ」
そんな言葉なら
とっくに響かなくなった
特有の人たちに声が届くことを
信じてやまないよ
まあ本音言えば
そんなことどうでもいい
どうぞ ご勝手に自由に感じてて
僕は僕のためだけ
スッキリしたいんだよ
いつかは鳴り止む音楽で
憂鬱に襲われて
死んじゃうくらいなら
この脳みそを
初期化しちゃいたいよ
それでも止まらない
心臓が脈打つなら
変わってしまうのは
避けられない運命なのよ
この先 どんな僕も
僕を見捨てないこと
信じてやまないよ
願ってやまないよ
だんだん図太くなる
度肝と引き換えに
今ある悲しみも
悲しくなくなる遠い未来
平然と息してること
祈ってやまない
信じていたい
願ってやまないよ