ある愛の詩
化粧の後の鏡の前で
いつも貴方の手を借りた
背中のボタンがとめにくい
一人ぽっちの部屋で
今居ない貴方に
そっとそっとお休みなさい
もう陽にやけたタタミの匂い
白いフスマに傷ついた
喧嘩の名殘も悲しそう
一人ぽっちの部屋で
今居ない貴方に
そっとそっとお休みなさい
別れの夜の涙の雫
星も流れて散ってゆく
今夜のベッドも冷たそい
一人ぽっちの部屋で
今居ない貴方に
そっとそっとお休みなさい
そっとそっとお休みなさい