sleeping beauty
sleeping beauty
秋赤音
この場所には何もない君の感觸さえ
いつの間にか芽生えた哀しみを殘して
風の色も緑の音もあたしは摑めない
君がそこに居ることはわかってるのに
優しい聲であたしを呼んで
ガラスの向こうで微笑んで
2歩先から眺めた夢にまどろむ顔
3歩先が踏めないもどかしさを憎んだ
僅かに差す光もあたしは摑めない
靜寂を引き裂く様にあたしは歌う
優しい聲であたしを呼んで
止まった過去に時が狂う
全てを捨ててこっちを向いて
明るい場所で歌わせて
優しい聲であたしを呼んで
ガラスの向こうで微笑んで
微笑んで