水鏡 (feat. 藍月なくる)
透明な水鏡
つまさきに觸れた
靜寂の中で刻む音さえも
泡沫に溶けてゆく
夢の中で見た瑠璃色の夜
深く沈んでしまえたなら
水面に映りこむ幻想
碧く滲む姿に焦がれた
このまま一人で生きていくのなら
ごめんねと過去にさよならを
せめて美しく終わりたいと
こころの中で花を捧げた
枯れ果てる前に君を追いかけて
たどり著く場所でまた笑えるかな
何も壊したくないからって
苦いものもごまかして
灰色の花が逃さぬようにと絡みつく
夢の中いつか見ていた
あたたかな場所で眠れたら
歪んだ傷跡を殘して
優しい記憶がまた消えてく
このまま痛みが続くのなら
すべて涙ごと零せたら
綺麗すぎる景色が怖くて
そっと白い花胸に抱いた
もうどこにもないと忘れかけていた
微かに殘る聲を繋ぎ止めて
儚くゆらゆらと揺れてる
私を映しだす水鏡
上手く笑えないこともあるから
すべて涙ごと流したい
ああ
水面に映るその姿に
霞む記憶の影を重ねた
ねえこの想いが屆くのなら
苦しくても許されるかな
せめて美しく終わりたくて
過去にさよならと花捧げた
枯れ果てる前に君を追いかけて
たどり著く先でまた笑えるように