「ねえなんで泣いてるの? 君は僕にそっくりだから
かわいそうに目隠ししてあげようね」 頭の中の聲
「もう救われたっていいだろう」そんなことを言って笑った君が
手招くまんま変われぬまんま目逸らし夜に酔うんだああ
頬張った果実罪悪を數えた
惑う惑う何度目を擦ったか
白く差した月明かりは偽物だと知っていた
いっそ終わってしまえ僕のものにならない僕なんて
綴った夜空が綻ぶ星は死んでゆく
世界が壊れる音を聴いたんだ嫌嫌
いつかの僕へここへ來てはいけないよ
なんて言ったって変えられないのがこの現実で
「世界の所為にしちゃだめだよ」なんて言われるまえに閉じ込めろ
だってそりゃ分かんないよなあんたには
笑って誤魔化した鏡の向こう
いつの間に大きく育った何かそいつが君だった
ああこの夜風に記憶ごとかき消されてしまいたい
世界のノイズのようなものだろうから
僕らは
君ならきっとどこまでだって行ける
この風に乗って風になって僕の終わりまで
そう思ってた
ねえ君もそうだろう壁に向かって繰り返す午前2時
ああどうか見逃して沈んでゆくこの僕をもういっそ
ああずっと
きっと終わってしまえ僕のものにならない僕なんて
(ずっと解っていたんだ僕のものにならないことだって)
綴った夜空が綻ぶ星は死んでゆく
世界が壊れる音を聴いたんだ嫌嫌
いつかの僕へここに救いはないんだよ
ああ、そうだ終わりにしようここは追憶の墓場
(ここは音楽の墓場)
君は悪くない