encounter
いつも手に入れる往復
埋められるならば空けないで
指で追いながら
繋いでしまえればと切に願う
確かに君は僕のもので
しっかり握ってたはずのその手
動き出して
帰ってくる現実に抗う
君の美しい筆跡が
僕じゃない誰かを語る
綴っていたのは
僕だったのにねぇ何で?
眠れるものならばもっと長く
待ち続けて疲れちゃったよ
夢に見てた無料切符
手に入れることはない
君は新しい色を知った
無限に混ざり合う世界で
もうその頁を
僕に見せないでくれ
君が殘しておきたいのは僕なの?
それとも
僕が恐らく超えることのできない
次章なのだろうか
それはそれは活き活きと
君の美しい筆跡が
僕じゃない誰かを語る
綴っていたのは
僕だったのにどうして?