思い出に手を振って
ガラス窓に雨が流れる
雨宿りのつもりのこの店で
向かいの歩道に
見つけるなんて君を
誰かを待ってる雨の中
今じゃ何も知らない君の事
でももう君は誰も
求めてなんかないね
思い出
君の中にはどんな
俺がいるのか
それとももういないのか
時は流れ胸に刻まれた
悲しみもいつか消えたけど
失くしたものが綺麗に見えるよ
心を風がちょっと吹き抜けたよ今
ドアを開けた誰かの聲じゃ
外はひどく冷たい風らしい
背を向けてたけど
気になるんだ窓の外
振り向けばもう君の傘と
手をつないで弾む小さな傘
微笑んでたよ俺も
寂しいくせになぜか
思い出
靜かに錨を上げて
心の彼方へ
俺に手を振るように
時は流れ胸に刻まれた
悲しみもいつか消えたけど
失くしたものが綺麗に見えるよ
心を風がちょっと吹き抜けたよ今