靜寂はヘッドフォンの中
大事なことからだんだん薄れてく
自然な事だよと誰かにそう言われた
靜寂がひとりのヘッドフォンを包んで
君の聲捜すよ
まっすぐ投げてくる君の素直な言葉に
僕はよくあることだとひと言で片付けた
君の抱えてるものを半分下さいと
なぜ言えなかったんだろう
あの頃僕の足下はいつもぬかるんだ土に立ってるようで
優しさを口にするにはたぶんまだ早すぎたんだよ
気持ちを裸にすればするほど
安らぎに會えたのかもしれない
何が怖くてきれいな景色を
壊したのかわからない
わからない
君はどうしているのだろう