イミテイション・ゴールド
シャワーの後の髪のしずくを
乾いたタオルで拭き取りながら
彼が窓辺で話しかけるわ
流れる雲さえ季節の色だと
私は軽いめまいを感じ
マニキュアの指かざしてみるの
ア·ア·アイミテイション·ゴールド
ア·ア·ア焼けた素肌が
ア·ア·アイミテイション·ゴールド
若いと思う今年の人よ
聲が違う年が違う夢が違う
ほくろが違う
ごめんね去年の人とまた比べている
西陽の強い部屋の片隅
彼が冷蔵庫バタンと閉じる
パックのままの牛乳抱え
身軽な動作で運んでくれるわ
ア·ア·アイミテイション·ゴールド
ア·ア·ア命そのまま
ア·ア·アイミテイション·ゴールド
飲み幹したけど今年の人よ
くせが違う汗が違う愛が違う
きき腕違う
ごめんね去年の人にまだ縛られてる
ア·ア·アイミテイション·ゴールド
ア·ア·アそのやさしさで
ア·ア·アイミテイション·ゴールド
待っててほしい今年の人よ
陽が當たれば影が違う色が違う
光が変わる
ごめんね去年の人を
忘れるその日を
終わり