わたしが鳴こうホトトギス
雅たる春は
清雅的春天啊
あな曙(あけぼの)
看呀天色將明
テッペンカケタカ
杜鵑啼叫
テッペンカケタカ
響徹天際
千代に時を経て
歷經千年的聲音
あゝ等身大に
啊,乾淨如初
かっこう
“子歸!”
かっこう
“子歸!”
ほうほけきょ
倉庚喈喈
抜けば玉散る
宛如碎玉的霜刃
氷の聲で
歌聲凜凜
わたしが鳴こうホトトギス
我便是那欲啼的杜鵑
門前に
在門前
習わぬ歌を
模仿著耳濡目染的歌謠
かっこう
用那“子歸”的啼聲
窓を濡らし
天彷彿在哭泣
天が泣く
打濕了我的窗櫺
我雨乞いの儀を歌う
我歌唱著祈雨的禱文
すわ鳴くを
啊啊希望您能為我的歌唱
待たれたし
稍稍在此停步
かっこう
“子歸!”
かっこう
“子歸!”
かっこう
“子歸!”
かっこう
“子歸!”
ちゅんちゅんぴよぴよ
啁啾啁啾
びいひょろろ
唧喳唧喳
雉の鳴いても撃たれてまい
雉雞喲即使放聲歌唱也會安然無恙吧
ちゅんちゅんぴよぴよ
啁啾啁啾
びいひょろろ
唧喳唧喳
靜かな森で
靜謐的森林中
揺れる樹(いつき)の群れ
樹影婆娑
高く息吹は舞う
高高地春的氣息飛舞而來
雅たる春を
清雅的春天啊
目の當たりに
在我的眼前
絶景なるかな
一幅絕景將要展開來了吧
絶景なるかな
一幅絕景將要展開來了吧
あゝそうか
啊想起來了
思い出したのは
腦海中浮現的
子供のころ
是童年的光景
小さき目(まなこ)に
那小小瞳孔中倒映著的景色
値萬金萬萬金
千金不換吶
梅に鶯桃李は実る
梅上黃鶯滿枝桃李
いしの想ひか紅樓夢
頑石所思竟成紅樓
東風(こち)ふかば
東風徐來
匂い(におい)は渡る
芬芳氤氳
雅たる春は
清雅的春天啊
あな曙
看呀天色將明
かっこう
“子歸! ”
かっこう
“子歸! ”
かっこう
“子歸! ”
かっこう
“子歸! ”
テッペンカケタカ
那響徹天際的啼聲
テッペンカケタカ
那響徹天際的啼聲
テッペンカケタカ
那響徹天際的啼聲
何年経っても鳴いてよ
哪怕滄海桑田我的歌聲也會經久不息
おわり
完