carcer
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流れに惑い徬徨う指先が求めたもの
遙か彼方からの微かな光の筋
寄せては返す波に揺れる感情
怯えた指で摑む不確かな糸
殘した足跡から消えてゆく色
闇に飲まれた空に浮かぶ三日月
永久と呼ばれた牢獄の時間は
錆びついた針で止まったままだから
かすれた文字で書かれた新しい未來の道
愚かさが騙った希望に満ちた未來
鏡の様に映る凪いだ感情
錆朽ちた軀へと絡みつく糸
殘した足跡さえ砂に埋れて
いつか空から落ちた月が見ていた
永久と呼ばれた牢獄の時間は
錆びついた針で止まったままだから
當たりを照らす光が映した何もない場所
怯えていた筈の影さえ消えてしまう
かすれた文字で書かれた新しい未來の道
愚かさが騙った希望に満ちた未來
流れに惑い徬徨う指先が求めたもの
遙か彼方からの微かな光の筋