撫子ロマンス
TVアニメ『はなまる幼稚園』第8話ED
お慕(した)い申(もう)し上(あ)げます
まごころ捧(ささ)げます
初(はじ)めての気持(きも)ちなの
優(やさ)しくしてくれたひと
君(きみ)想(おも)ふ
幸(しあわ)せなこの瞬間(とき)が
どうかいつまでも続(つづ)きますように
大切(たいせつ)なものを
守(まも)る乙女(おとめ)の祈(いの)り
清(きよ)く正(ただ)しく
さぁ精進(しょうじん)しましょ
十六夜(いざよい) 月(つき)を待(ま)って
ひとり天窓(てんまど)に出(で)る
出會(であ)った夕暮(ゆうぐ)れの空(そら)
忘(わす)れじの溫(ぬく)もり
黒髪(くろかみ)にきゅっとリボンを結(むす)ぶ
鏡(かがみ)見(み)るたび
想(おも)いつのらせる
一途(いちず)な瞳(ひとみ)で
盡(つ)くす大和撫子(やまとなでしこ)
純情(じゅんじょう)は誰(だれ)にも負(ま)けませんわ
奧(おく)ゆかしいロマンスね
丘(おか)から見下(みお)ろす
今(いま)は穏(おだ)やかな町(まち)
交(か)わした約束(やくそく)
遠(とお)い風(かぜ)の中(なか)
矢絣(やがすり)の裾(すそ)は
けして踏(ふ)まないように
強(つよ)く凜々(りり)しく
私(わたし) 生(い)きていく
命(いのち)も惜(お)しくない
私(わたし)の女道(おんなみち)
けなげな橫顔(よこがお)で
まっすぐ見(み)つめてた
いとしいあのひとは
遙(はる)かな彼(か)の國(くに)に
せつない想(おも)い出(で)を
幾度(いくど)も抱(だ)きしめるように
【 おわり】