彩蝶飛鳥相守一夜
蝶よ鳥よ戀一夜
蕩漾而動逐風追月
揺蕩う時の隨に
當空起舞行雲流水
ひらりはらり空を舞う
夜櫻亂舞隨風而魅
亂れ咲いた宵桜
半熟之夢即使醒悟
請往觀之在春之暮
醒めて消える愚かな夢でも
指間日子默然遁走
春が終わる前に見させてね
時光如沙把握不住
指の隙間からすり抜けてく
輝光作蝶鱗粉四溢
時間の砂拾うすべもなく
但求一枝歡然而憩
靜謐深夜如能踏進
光の蝶鱗粉を零し
心之秘林遺世獨立
羽休めの花を求めてる
有生即有死相會定分離
深い夜に足を踏み込めば
被此理困縛於斯
心の森もう別天地
必將深陷於虛幻之現實
不如就此看清透徹認識
生者必滅會者定離
終於抵達白玉樓
その理に縛られて
遠離世間憂與愁
虛しい現実に溺れるのはもう
回看人間已成夢
やめにしようか
哀傷無計可消除
不知什麼季節
白玉の樓に
再度讓櫻花盛開吧
辿り著いて憂き世離れ
到了那個時候
見渡す大地
就請讓我永眠於華胥之國吧
悲しみに溢れていても
彩蝶飛鳥相守一夜
いつか季節が
蕩漾而動逐風追月
また花を咲かせるのでしょう
當空起舞行雲流水
その時までは
夜櫻亂舞隨風而魅
華胥の國に眠りたい
何處吟詩沁入我心
春之陣雨打濕眼睫
蝶よ鳥よ戀一夜
遠去之日短暫記憶
揺蕩う時の隨に
便如紅藤盤根錯節
ひらりはらり空を舞う
如割裂蒼天一般鳥兒在空盤旋
亂れ咲いた宵桜
那情景再次重現
如果將人的夢視為虛無縹緲
胸に沁みる誰かの詩聲
人心啊難道會充滿喜悅嗎
春の時雨睫毛を濡らした
與幽暗冥界不同
去りし日々の仮初の記憶
靈魂將何去何從
蔦のように絡み付いてくる
所以請忘記今生因果
轉世輪迴尋求解脫
切り裂くように鳥は空を往く
但就算這樣就算這樣
あの情景また蘇るの
就算我還有未竟之願
人の夢を「儚い」と読めば
尚未怒放的西行樹下
この心は楽になる?
我還想再繼續長眠
春、夏、秋、冬
幽明境を異にして
我幾乎將季節更迭忘記
その魂は何処へ行く
塵世的聲音
この世に生きたことを忘れてまた
我也幾乎無法聽見
生まれ変わるの
長眠吧長眠吧
等到夢境變成現實吧
それでもそれでも
不知何時才能得見
葉わない夢でもいいの
美麗的你勝過一切
咲かない西行妖の
涼風如歌櫻花勝雪
下で眠り続けたい
我之心願純淨無邪
生死輪迴輾轉重疊
春、夏、秋、冬
眼中櫻華風月團圓
季節さえ忘れるくらい
此岸の聲も
もう聞こえなくなるくらい
眠って眠って
夢が現実になるまで
いつかは見える
何よりも美しい君...
そよぐ風に花吹雪
純粋たるその願い
死生の輪廻繰り返す
瞼の裏幻桜