夏のラジオ
夏のラジオ-徳永英明(とくながひであき)
詞:秋穀銀四郎
曲:徳永英明
泳ぎついた入江の奧
水著のままくちづけた
人魚のような裸の胸
青い波間に揺らめいた
じりじり灼けた
背中の痛み
今でも覚えているよ
いつか帰ってきてと
つぶやいた
君の涙と
夕立のボートの陰にかくれ
二人聴いてたラジオ
忘れない
あのメロディーだけが
愛を振り返る
暮れ落ちてく都會の隅
哀しみだけすれ違う
家路を急ぐ人にまぎれ
あの夏のドアをさがすよ
二人で飲んだソーダの瓶に
とじこめたままのメモリー
今は戻れぬあの日の渚に
ただよい浮かぶよ
海岸のガードレールにもたれ
二人聴いてたラジオ
風に舞うあのメロディーだけに
夏がうずくまる
夕立の
ボートの陰にかくれ
二人聴いてたラジオ
忘れない
あのメロディーだけが
愛を振り返る