濡羽の景

「濡羽の景」
「星空Blossom」より

颯夜無風月朗星稀
靜かな夜幾つもの星たちが
星辰遊曳行之將逝
波に揺られては泳いでいく
漣漪沉浮月色甚好

與君同乘無言相顧
さざ波に浮かぶ舟二人言葉無く
追憶之日淌若流水
優しく月の光はただただ見つめ合う
委身之日時過境遷

念若繁星星若棋布
追憶の日は悠久の流れに
咫尺難即即離難斷
身を任せ時は動き出す
付諸筆墨溶於宵暗
幾億の星幾つもの想いを抱いてまた
火樹銀花黯晦消沉
近づいては離れていくようね
長夜已死旭日東昇

發於蘭舟浮於霞彩
色付いては闇に溶け出していく
行於載史止於無界
町の燈りさえ移ろいゆく
我愛如花花朵鮮豔

孤云無朋沉浮翩翩
長い靜寂の時を超えて昇る陽に
孤芳流轉轉逝不見
二人の進む水面は眩しく霞んでいく
共君之時視爾至寶

輾轉反側至於拂曉
果てしなくただ続いていく歴史を
侍君之事托爾吾身
照らし出す戀は鮮やかに
源遠長流抱於餘溫
ひとひらの雲ひとつだけ浮かんで流れては
悠久之聲響於彼時
同じようにまた消えていくのね
悠久之憶奏於今朝
かけがえのない時を
彼時之聲今朝之憶
皆繰り返して明日を迎えていく
作於流水紡於今章
悠久の流れにねぇ全てを預けて
（●´∀｀）♪~
貴方の溫もり抱いていたい

懐かしい音どこからか聞こえた
懐かしい記憶奏でだす
幾つもの時幾つもの想いが
悠久の流れとなり今を紡いでいくよ

終わり