幾星霜

幾千の星眩く煌めく
數千盞星辰灼灼炫目閃耀
広い野山を抱きながら
籠蓋廣袤原野山麓
ふわり夢現(ゆめうつつ)にああ獨り
朦朧半夢半醒間徘徊啊孤身一人
微睡(まとろ)む夜
恍惚小憩之夜
きらり一握(いちあく)の光さして誘うのは
忽閃一握微光撒下似如邀約
はるか遠くまだ見ぬ息吹の譜(うた)
遙遙遠方那未曾見的吐息之謠
授けられし翼とひらり舞い上がる
輕扇賜予的翅膀一躍飛起
幾千の風駆け抜けてゆくの
萬千縷微風一拂而過
木々を谷間をそう軽やかに
吹過樹木吹過山谷輕柔而過
木々たちの聲囁きかけるの
樹木娑娑輕聲訴說著
森を光を護り給え
守護森林守護光芒
総てを見守る母なる大地よ
守護一切的大地母親啊
ゆらり覚めぬ一夜の夢を嗜(たしな)む夜
搖曳不曾醒來沉醉在一夜之夢的夜晚
ひらりひとひらの花弁降って
漫舞一片花瓣輕搖降臨似如呼喚
はるか永久に変わらぬいのちの譜(うた)
遙遙永恆亙古不變的生命之歌
授けられし聲たち微かに聴こえくる
微弱地賜予的聲音傳入耳中
幾千の星眩く煌めく
數千盞星辰灼灼炫目閃耀
広い野山を抱きながら
籠蓋廣袤原野山麓
花たちの聲囁きかけるの
百花漫漫輕聲傳遞入耳
土をいのちを照らし給え
照亮土地照亮生命照亮萬物
総てを見守り愛する女神よ
守護所有的萬眾愛戴的女神啊
はるか昔より変わらぬこの譜(うた)
遙遙遠古從未改變的這曲歌謠
授けられし翼で護ってゆくもの
賜予的翅膀守護的萬物
幾千の夜語り継がれゆく
數千載夜晚訴說流傳至今
木々をいのちを育むこと
孕育樹木孕育生命孕育萬物
幾千の月優しく輝く
數千輪明月溫柔照耀
木々を谷間をそうやわらかく
樹木花草山間谷底輕柔籠罩光芒
幾星霜の永き時をかけ
幾經歲月風霜流逝漫長歲月
木々をいのちを護り給え
賜予樹木賜予生命賜予萬物
総てを見守り愛する陽と月の女神よ
守護所有的萬人愛戴的太陽雨月亮的女神啊
総てを見守る母なる大地よ
守護所有的大地母親啊