私が描いた色をなぞって
正しい自分を今も探って
綺麗でいたい
綺麗でいたいと思うほど
私の顔は
夜上がりな心
沁み込んだリキッド
重(かさ)ね重(がさ)ね霞(かす)む日々ね
どんなブランド身につけても
地味な私じゃ身に餘るの
その唇にリップ赤く艶めき出した世界で
好きになれた私を捨てずにいたいのにな
私が選んだ色に染まって
憧れを抱いた魔法を塗って
私でいたい
私でいたいと願うのは
似合わないかな
あなたが望んだ私を履いて
本當の答えは奧に詰まって
綺麗が痛い
綺麗が痛いまま溢(こぼ)れた
私の顔は汚れるの
ごめんねって綴った毎日に
癖になってまた卑下(ひげ)した夜
窓映った顔
疲れてた
その度噓をつくだけ
傷だらけ
色褪せた心
馴染み出すチーク
ゆらりふらり揺らぐ日々に
どんな言葉を著飾っても
私は弱いまま
だけど
そんな自分を忘れるほど
なりたいと思える私がいた
初めて抱(いだ)いた
この気持ちはもっと
大事にしたいの
好きなら好きだと素直でいれたら
あなたの言葉に頷くだけじゃなくて
もう隠さないの
色づく私に気づいた
私が
私が選んだ色に染まって
憧れを抱(だ)いた魔法を塗って
私でいたい
私でいたいと言えるのは
私だけなの
あなたに貰った私を剝いで
本當の答えを強く握って
綺麗でいたい
綺麗でいたいから私は
私のために
変われるの