/夜に浮かんでいた
/於夜裡浮現的
/海月のような月が爆ぜた
/水母般的月亮裂開了
/バス停の背を覗けば
/往車站後面看一眼的話
/あの夏の君が頭にいる
/那個夏日的你於我腦中浮現出來
/だけ
/如此而已
♡
/鳥居乾いた雲夏の匂いが頬を撫でる
/鳥居、乾涸的雲夏天的氣味撲鼻而來
/大人になるまでほら、背伸びしたままで
/就這樣子逞強下去、直到長大成人為止
/遊び疲れたらバス停裏で空でも見よう
/玩累了的話、就站在車站裡看看天空吧
/じきに夏が暮れても
/即使夏天就要結束了
/きっときっと覚えてるから
/我也一定一定會記得的
/追いつけないまま大人になって
/以追趕不上的速度就這樣成為了大人
/君のポケットに夜が咲く
/夜晚在你的口袋中盛開了
/口に出せないなら僕は一人だ
/無法說出口的話我便是孤身一人
/それでいいからもう諦めてる
/這樣就好了,反正我也已經放棄了
/だけ
/如此而已
♡
/夏日乾いた雲山桜桃梅錆びた標識
/夏天乾巴巴的雲毛櫻桃生鏽的標誌
/記憶の中はいつも夏の匂いがする
/記憶中總是繚繞著夏天的氣息
/寫真なんて紙切れだ
/相片僅僅不過是一張紙片
/思い出なんてただの塵だ
/回憶也僅僅不過是塵埃一場
/それがわからないから、口を噤んだまま
/這些我都不明白啊、就這樣閉上嘴了
/絕えず君のいこふ記憶に夏野の石一つ
/在你不斷休憩的記憶中,予以一顆夏野的石子
/俯いたまま大人になって
/就這樣垂著頭長大成人了
/追いつけないただ君に晴れ
/追趕不上了僅予以你晴天
/口に出せないまま坂を上った
/還沒說出口就已經登上坡道了
/僕らの影に夜が咲いていく
/夜晚綻放於我們的身影中
♡
/俯いたまま大人になった
/就這樣垂著頭長大成人了
/君が思うまま手を叩け
/依照你的想法拍著手
/陽の落ちる坂道を上って
/登上夕陽落下的街道
/僕らの影は
/我們的身影啊
/追いつけないまま大人になって
/以追趕不上的速度就這樣成為了大人
/君のポケットに夜が咲く
/夜晚在你的口袋中盛開了
/口に出せなくても僕ら一つだ
/即使說不出口我們也是同為一體的
/それでいいだろ、もう
/那樣就行了吧、真是的
/君の想い出を噛み締めてる
/只是細細咀嚼著你的回憶
/だけ
/如此而已
♡