幸福ペンギン
見栄をはるだけが得意なペンギン
失敗ばかりを恐れてる
ワン、ツー、3 、4 で僕はハイジャンプ
そんなことばっかり夢見て
いざという時にはただ怯えて
多忙じゃないけど何かできるほどヒマでもない
魚を捕るそれで1日終わる
世界で一番不幸なペンギン
彼は未だ何も知らない
大事なこと、そうじゃないこと
全部、全部、全部
ただ大きなことを成し遂げるのが
生きる意味と彼は考えた
1、2 の3 で奇跡の大ジャンプ
色んなものを見下ろせたらと
飛べもしないのに
ヘタレなペンギンさ
命よりも大事なものがきっとあると
探しているけど見つけてどうすんの?
世界で一番不幸なペンギン
彼は未だ何もできない
餘計なこと、そうじゃないこと
全部、全部、全部
道があっても船があっても
何故か僕を拒むような
気のせいかな、そうじゃないかな
そんなことをずっと
フラフラする理由もないけど
途方もないくらい遠く連れていって
彼は突然どこやらへと姿を消すが
1990年、前觸れなく帰るその時には
世界で一番幸福なペンギン
彼はふいにそう考えた
飯もあるし友もいたし
そしてずっと生きて
怖がるなよ、レッツゴーペンギン
それでいいよ、それでいいよ
左を見て右も見てさ
少しずつ前へ