繰り返す緑
色の違う空気に冷めた血の流れを
在不同顏色的空氣中把冰冷的血的流向
音もなく亂した木立の影
悄無聲息地擾亂是樹林的陰影
仮の扉を開き何が潛むのかと
打開虛假的大門好像有什麼隱匿在那裡
わけもなく見上げた樹上の星
樹上的星星無緣無故地抬起了頭
ここから視線の方へ分け入る(いる)なら
若從這裡把視線撥開的話
隔たる道を回れば元の場所
轉過岔路就會回到原點
終わる無言で探し続けた先
結束沉默繼續探索著前方
微かな殘り香が振り返ってしまうのだろう
我會回味這殘留下來的微香吧
徬徨い求めた答えさえ思いの外に虛しくても
即便是徬徨尋求的答案即便思緒之外皆是空虛的
落ちる一雫目を覚まし風の行方を追う
我也會喚醒落下的每一滴眼淚去追逐著風前進的方向
踏み荒らしてゆく者たちと蘇り繰り返す緑
被踩踏的人們和不斷復甦的綠色
ふと獨り気付き立ち盡くす聲もなく今を
忽然獨自意識到現在早已沒有人站立的聲音
急がされ続けて冷めた眼差しでも
即便不斷被催促即便被冷眼相對
何気なく抱いた願いの破片
也無意中地抱緊了飽含願望的碎片
鍵を偽る時に何を隠したかも
在偽造鑰匙的時候也許隱藏著什麼
忘れ消されて散る機上の夢
那是被遺忘、消失、散落一地的書桌之夢
ここから死に物狂いで叫んでも
即便在此發瘋著拼命吶喊
隔たる誰かの下ではただの日
也只是在隔開著的某個人的身邊過著日子而已
終わる悔やんでもがき続けた先
即便不再悔恨地掙扎著繼續前進
忘れたい記憶を振り返ってしまうのだろう
也會回憶起想忘掉地記憶吧
徬徨い逃れた場所でさえ思いの外に明るいなら
即便是徬徨著逃避的地方若思緒之外是明亮的
道をいつだけ選ばずに風の行方を追う
也不要只選擇一條的道路去追逐風前進的方向
突き動かしてゆく力と蘇り繰り返す気持ち
推動前進的力量和不斷復甦的心情
ふと獨り気付き手を見つめ聲もなく歩く
忽然獨自註視著獲得意識的手無聲地前進著
そうまた帰り著くのはきつと
是啊當我再次回來的時候
見飽きた埃の中しかない
一定也只有這早已看膩了的塵埃了
徬徨い求めた答えさえ思いの外に虛しくても
即便徬徨地尋求答案即便思緒之外皆是空虛
落ち一雫目を覚まし風の行方を追う
我也會喚醒落下的每一滴眼淚去追逐著風前進的方向
奪い去ってゆく者たちと蘇り繰り返す命
被剝奪的人們和不斷復甦的生命
ふと獨り気付き歩き出す今を見て獨り
看著忽然意識到自己早已邁出腳步的現在
風のない場所でも
只可惜是在這無風的地方