夜顔の告白

夜顔の告白
夜顏的告白
samayuzame/ぴぼ
夜顏的告白
ふさわしい徒花（あだばな）　抱いた嫌いは逆しま
心心相印卻是水中花影懷抱著顛倒的厭惡感
ただ曖昧なままの光に
只是任憑曖昧模糊的光浪沖刷
合言葉照らした割れた鏡
暗暗私語中清楚地照亮破裂的鏡面
止まれないごっこ窓を失くして
無法自拔的嬉戲裡遺失了窗口的方向
絶った匂いが満たした浴室の壁には
被刺鼻香氣浸泡的浴室牆壁上寫滿了
夕に空に中に暗に溶ける日常
溶解在夕陽晚空里黑影下的日常
吐いて感染（うつ）した藍色の感傷は
傾吐而出蔓延侵染靛藍色的感傷
螺旋の隨（まにま）に誰彼も創造の糧
順著命運的旋渦萬物皆為創世主之饕餮
噓を試して疑い衝（つ）く罪には
試探謊言滿腹狐疑衝動釀成的罪惡中
狙いは不確か
目標不明確
これからも聖女のままで
從今往後仍舊是聖女的模樣
片手じゃ足りない食いあい捕らわれて
不是孤掌能成之事互相啄食貪婪俘獲
桃花（とうか）の眼（ひとみ）に夜を間違えていく
鐫刻桃花的嬌瞳逐漸交雜錯亂了日夜
紅く跳ねる呼吸音腫れた傷口
赤忱顫動的呼吸聲膿腫脹痛的傷口
誰にも言えない手を繋いだ秘密で
難言之處以拷緊雙手的秘密之鎖
今日も明日もずっと
今天明天永遠
無垢を剝がして冷めた體纏えど
褪去純潔單衣冰冷的肌體纏綿悱惻
言葉は裏腹火照（ほて）る汗ばむ現実
口是心非灼燒熾熱汗流浹背的現實
噓を愛して煩わしい心を
沉溺虛辭將煩惱焦躁的心
見透（みす）えた破滅で太陽殺して
看穿的毀滅之眼用它刺死太陽
飽いて優しさ充てがえば呆気なく
舊歡怠情仍存溫婉柔弱輕易地緊貼在一起
螺鈿の箱庭枯れ削がれ想像の果て
螺鈿的盆壇枯枝碎葉那是想像的幻滅
噓を暴いて頬に觸れた罰なら
撕破偽裝如若受頰邊冒犯的懲戒
願った暮らしは
那祈求願景中的生活
いつまでも幻のままで
不論何時都宛如泡影
お望み通り
如你所願