クロライドに沒む
靜かに降り続ける真夏の雪
不斷寧靜落下的盛夏之雪
明日も未來も
無論明日或未來
白の隙間に沒んでゆく
都沒入蒼白縫隙間
壊れ歪んだ空の慟哭が
毀壞扭曲的天空慟哭
光のように街を満たした
如光芒般充滿於城市
砕けた夢と痛みを忘れて
遺忘了破碎夢想與痛楚
生かされる抜け殻の命
被迫活著的空殼般生命
失意と憂いに彩られた街
被失意與憂慮所增色的城市
暁に染まる
染上拂曉光彩
果てなく続く白の荒野
無盡延續的白色荒野
時を止めたこの目からこぼれ落ちた涙でさえ
就連從這時間靜止的眼中溢落下的眼淚
その乾いた身體をもう潤してはくれないのだろう
也不願再滋潤那乾涸的身軀了吧
明日を失くしたのなら/若失去了明天
若失去了明天
この先に何を視れば良いのだろう
在這之後又該注視些什麼呢
出口の無い迷路と
沒入沒有出口的迷宮
白い海に沒む
與蒼白海洋中
溫もりはただ緩やかに盡きて
溫暖只是緩緩逐漸消失的
握る手は崩れ落ち溶けた
那緊握的手崩落溶解
細く掠れた優しい噓が
細聲掠過耳畔的溫柔謊言
呼び起こす忘れた痛みを
喚起了曾遺忘的痛楚
抱き寄せた背は腕をすり抜けて
擁進懷中的後背自雙臂間脫離
夢はもう砂のように消えた
夢想已如砂般消逝
諦めた世界二度と戻らない
放棄了的世界不會再歸來
時の先を視ることも無い
也不去注視時間的前端
やがて朽ち果てるなら
若終將腐朽消逝
この場所で混ざりあって共に眠る
希望能在此處與你交混一同入眠
君といつか望んだささやかな永遠
曾在某日與你希冀過的渺小永遠
冷たい靜けさだけが
只有冷淡的寂靜
この場所に花を手向けてくれるだろう
會為此處獻上弔祭的花吧
何もかも飲み込んだ白い海に眠る
沉眠於將一切吞沒的蒼白海洋中