多:屋根裏部屋の隅でひとり君は地図を描く
閣樓房間的角落裡 你獨自描畫著地圖
終わりを刻む時計を抱きながら
懷抱著刻下終結的鐘錶
宴: :ただ一つの扉は開かないと信じていた
堅信著唯一的門扉無法開啟
窓から見えるものが全てだった
透過窗子看到的景物
多:柔らかな春の雨鮮やかな夏の陽
溫柔的春雨 艷麗的夏陽
宴:手の屆く景色さえ
將看到的景物
多:絵畫のようで
全都畫下來
多:深い夢の彼方へ墮ちる少女
向著深邃夢境的另一端墮落的少女
君が笑える楽園(そら)は何処にあるのか
能讓你笑逐顏開的樂園在哪裡呢
宴:差し込んだ月影も隔てられた
映入的月光也被隔開
幻想のままの哀しい世界を憂いて
憂慮著僅剩幻想的可悲世界
宴:忘れられた街角ひとり古い地図に頼る
被遺忘的街角 獨自依賴著古老的地圖
もう動かない時計も捨てられず
無法運轉的鐘錶也沒有丟棄
多:音になった約束(ことば)は
化為聲音的約定
変わらないと思っていた
是不會改變的 這樣想著
窓から覗く君が微笑むまで
直到透過窗戶看到的你露出微笑
宴:移りゆく秋の空凍てついた冬霧
變幻的秋日天空 冰冷的冬日濃霧
多:君の居ない季節にはどんな色を足せばいい?
沒有你的季節要塗上怎樣的顏色才好?
宴:光を與えられず消えた少女
沒有得到光芒便消失了的少女
多:君が望んだ楽園(そら)がここにあるなら
你渴望的樂園如果就在這裡的話
宴:觸れるほど枯れてゆく薔薇を護る
便將即使輕觸都會枯萎的薔薇悉心守護
深い夢を徬徨う風になりたい
想將深邃的夢境化為徬徨的清風
多:差し込んだ月影とひとつになる
和映入的月光融為一體
幻想の君が愛した世界を揺らして
輕輕搖動愛幻想的你所愛的世界體