彼と彼女のソネット
今の私達をもしもなにかにたとえたなら
如果用什麼來比喻現在的我們
朝の霧のなかで
在晨霧中
道をなくした旅人のよう
如同迷失了道路的旅人
いくつもの偶然から
從幾個偶然中
あなたにひかれてゆく
被你吸引
星は瞳に落ちて
星星墜落在瞳孔裡
いくつもの夜を超えて渡った時の迷路
穿越了無數個夜晚渡過時的迷宮
解きあかしてきたのに
明明已經解開
おおきなあなたの胸
你的胸膛
ひとりはなれた
一個人離開了
木の葉のような
像樹葉般的
心ささえたまま
保持鎮靜
かわいた風は私を運ぶ
乾燥的風吹拂著我
君はそういつのまにか知ってる
你總是在不知不覺中知道
僕をこえて歩いて行けることを
能超越我走下去
懐かしい白い指に觸れても
即使觸碰懷念的白色手指
ほどけてゆく遙かな愛の思い
解開了遙遠的愛的思念
こんなに近くにいてあなたが遠のいてく
如此的靠近你漸漸遠去
足音を聞いている
聽腳步聲
もう一度いそぎすぎた私を
再一次匆忙的我
孤獨へ帰さないで
不要回到孤獨
いつまでも
直到永遠
あなたのこと聞かせて
讓我聽你說
愛をあきらめないで
不要放棄愛