遠い夏の小さな記憶は
遥远的夏天中的小回忆
靴ひもを結んであげるところから
是从为你系好鞋带的时候
始まるのだ
开始的
大切に
是我们珍贵的
失くさずに
没有失去
忘れずに
没有遗忘
抱きしめておいた物語
紧紧怀抱在心中的故事
…世話のやけるひとだからね
你可是个不让人省心的孩子呢
「ふたりはひとつ」と言えるかもね
也许可以说是“合二为一”吧
驚くほど
令人惊讶的
無垢にまみれ
一尘不染
桃色と藍色は
粉色与蓝色
手を繋いで
手牵着手
小さな身体が約束をしたら
小小的身体许下了约定
ひとつのゆがみも
一丝芥蒂都没有的
為す術無く純粋だ
无可置疑的纯粹
恋のコの字も知らないからさ
恋爱的恋字都不清楚怎样书写
ふたりは世界で
两个人是世界上
一番穢れなくいられる
最纯洁的存在
藍の鐘は午後五時に響く
蓝色的钟在傍晚五点响起
あの日だけふたりは家を抜け出して
就在那一天两个人离家出走了
見たことも無い夜の先
未曾见过的夜晚的前方
世界の秘密を知ろうとした
试图去找寻世界的秘密
忘れないで
可别忘记啊
夢じゃないよ
这不是梦境
ふたつの眼には
两个人的眼瞳中
流れ星が
映出了流星
大きな翠の尻尾をひいて
翠绿色的大尾巴划动着
祈りも願いも
祈祷,心愿
何もかもを乗せている
所有的一切都承载着
こどものままでいられるならば
若能一直这样当个孩子
もう一度どこかで
总有一天在某个地方
巡り合う気がした
再次相遇
命は綺麗なわけじゃない
生命中并不全充斥着美好
美しい人生なんてない
也没有什么美丽的人生
呼吸が上手く出来ないのは
不能顺畅地大口呼吸
生きてる証拠だ
是活着的证明
ふたりだけ花びらの散るように
只有两人正如花瓣飘零飞落一般
幼気な春風に舞うように
宛若惹人怜爱的春风拂过
二度と 来ない
不会再有第二次的…
ああ
啊
小さなふたりは知らないけれど
即使小小的两个人还是青涩懵懂
世界はゆめゆめ
也已经知道难以在这个世界里
眠ることも出来ないぞ
安然入眠
こんな物語を忘れるくらいなら
倘若终将会遗忘这些故事
大人のオの字を
就会连大人的大字
知りたくもないのさ
也不想知道要怎样书写
約束したのだ
我们约定好了
流れ星の下で
在流星之下