薄明パラレル
教室の窓際 風が吹き込んで
君の香りを 連れてきた
目が合えば笑顔で 言葉交わすのに
君と僕は近くて遠い
授業中横顔が綺麗で 視線の端で見つめてた
君はこの恋、気づかないだろう
何もないふりする ただの友達
雲に隠れて日が落ちるように
ぜんぶ見えなくていい 僕は君が好きなんだ
「気が合うね」なんてさ 笑ってほしくて
君の好きな歌も覚えた
放課後に 偶然ふたりきり 心が騒ぐ 雨上がり
君はこの恋、知らないだろう
僕の思いみたい 置き去りの傘
「また明日ね」が続かないのも
ぜんぶ分かってるよ だけど僕は動けない
季節が過ぎた頃 後悔するだろう
好きだと言えずに終わること
僕らの距離は埋まらないこと
君はこの恋、気づかないだろう
何もないふりする 友達だから
雲に隠れて日が落ちるように
ぜんぶ見えなくても
僕は君が好きなんだ いつまでも君が好きなんだ
いつまでも君が好きなんだ