そして誰のために鐘を鳴らす
犯行記録は 愛に染まらない それ故
文字の追撃は 速度を増してゆくんだ
僕の懺悔 聴こえているの?
君はどうして目を伏せてるの?
形を保てないんだろう
痛みを感じられないんだろう
それならここへおいでよと
遠くから 呼ぶ声が
聴こえるような気がしたんだ
ナイフを手にした 爆心地はここだ 即ち
誰のためでもなく 孤独な戦いだった
後ろ向いた 君の姿は
いつも いつまでも目に焼き付く
結んでしまったシナリオは
いまでも解けないんだろう
笑顔は戻ってこないんだ
一人じゃ生きていけないなんて
したり顔 嘘つきな
僕にお似合いな言葉
指を腕を声を肺を鼓動を
戻れるならすべて差し出すから
誰かが泣いてくれたなら
世界は輝き出すだろう
そうやってまた一歩踏み出す
理由を 探して
今日もまた鐘を鳴らすんだ