沈沒

煉瓦の壁が
磚頭砌起的牆壁
崩れるように
彷彿要倒塌了一般
赫く焼けた空は黃昏れて
映成紅色的天空漸漸昏暗
世界の終わりを告げる
宣告著世界的終結

已經逝去的
過ぎ去ってゆく
月與花
月と花
沉沒

向著意識的底端
沈沒
向著化石的海洋
意識の底へ
在臨終之日
化石の海へ
順從地
臨終の日
將姓名遺忘
従順に
候鳥正在飛往
名前を忘れて
黑暗的盡頭
渡り鳥が往く
把我的脖頸
闇の果てへ
緊緊扼住的你

最後浮現出的悲傷的神情
私の首を
是在傳達著什麼嗎
絞める貴女は
化為浮雕的
最後まで悲しい顔をして
兩隻手腕
何かを伝えようとした
沉沒

向著記憶的深淵
浮彫となる
向著未生之前的
両の腕
虛空的虛空

相互連結
沈沒
相互交錯的命運
記憶の淵へ
你的瞳孔
未生以前の
與歌唱著的我的骨骸
空の空へ
吶如果還有下一次的話
絡み合い
對啊我想要成為你
縺れ合う運命
所以不要悲傷了
貴女の瞳と
微笑吧兩個人來世再會吧
歌う私の骨
沉沒

向著意識的底端
ねえ、もしも次があるなら、
向著化石的海洋
そう、貴女になりたいと思う。
在臨終之日
だから悲しまないで。
順從地
笑って、また來世、二人會いましょう。
將姓名遺忘

候鳥正在飛往
沈沒
黑暗的盡頭
意識の底へ
化石の海へ
臨終の日
従順に
名前を忘れて
渡り鳥が往く
闇の果てへ