トウキョウト・ロック・シティ
幸せなはずの結末を
あたしが望んだ夜に
幾萬の誰かも愛を誓う
なんだか、素敵なんです。
夜光の蝶の羽ばたく先の
甘い蜜の香り
そしてあなたに戀をしました
剎那に酔う街で
卑猥に誘うネオンの
騒ぎを抜け出したなら
朧の月の明かり消して
抱き寄せて
音も無く散る花がひらひらり
チープなガラスの飾り
解いた黒の髪が広がって
とてもね、綺麗なんです。
明日には消えてゆく優しさを
あたしが望んだように
幾萬の誰かも愛を誓う
なんだか流行りの幸せに包まれ
笑っていたいのです
表通りは狂喜のフロア
切り裂くロックンロールミュージック
ジャズマスターの艶美な響き
虜にする、ふたり
神様がいないのなら
あなたのやりかたでいいの
誰も知らない遠く彼方
連れてって
音も無く散る花は淑やかに
虛ろなラジオのノイズ
素肌の薄い紅が鮮やかで
とてもね、綺麗なんです。
泡のよに消えてゆく溫もりが
寂しくほのかに名殘り
ここにいるあたしはありのままに
誰か嘯く虹色の結末を
信じてみたいのです
(間奏)
さよならをするんだから
ありふれた言葉でいいの
童話のような星屑の空
描いてよ
音も無く散る花がひらひらり
チープなガラスの飾り
解いた黒の髪が広がって
とてもね、綺麗なんです。
明日には消えてゆく優しさを
あたしが望んだ夜に
幾萬の誰かも愛を誓う
なんだか流行りの幸せに包まれ
笑っていたいのです