少年リップルズ
夢うつつおぼろの庭
次の歌をまちくたびれてんだ
指鳴らし波紋ひろげて
世界は続く空読みの予報さ
放つ
後出しのパズル
穿つ
深読みのレビュー
割れる
雨あがりのノイズ
弾けた轡
曇りの価値に気づけない奴ら
空は潮騒うわばみも夢なら飛べた!
安上がりな絶望
魔法は解けた!
きっといまの僕は夢で
ふっとそれに気づけたとして
目覚めた僕はいつの僕だろう
歌ってた全部どこに殘るだろう
どんな顔で君とまた出會えるだろう
僕はずっとずっと歌うたってたいの?
君はずっと聴いててくれるの?
すっと全部蹴っ飛ばしてどうにかなるの?
乾ききった 轍に
気休め ひとしずく
屆けよ 見えない未來のうた