(う~~~~~っ!)
(nanana... ひー・ふー・みー・よー)
(nanana... いつ・むー・やー・とお)
道場なんてさぼるぜバイバイ
あたい十五の新米クノイチ
マスターの教えも全然みにつかズ
はいはい母さんは言いました。
「クノイチ(女)は、女を捨てなさい」と
幼少期はそれでも全然やれたのにね
えんえん縁日の夜に
現れた美少年に
まっかっかの赤い実が
今、ほらはじけ飛んだ
(いっせーのーせっ!)
愛シテモ戀シテモダメダメよ
そんなの嫌だ自由勝手にさせろ
アレスンナコレスンナ五月蝿(うるさ)いよ
掟(おきて)なんて大嫌いだ
どうしたら気づかれるこの想い
天井の穴から君をみてた
隠密に隠密にできるかな
クノイチでも戀がシタイ
(nanana... ひー・ふー・みー・よー)
(nanana... いつ・むー・やー・とお)
潛入なんて向いていないない
あたい十五のばればれクノイチ
こんなんじゃ“依頼(シゴト)” も全然こなくなる
ねえねえ門番さんごきげんよう
「ちょいと屋敷いれてくんなまし・・・」
「どおしてだめなの」 色仕掛けすらも半人前
だんだん団子屋の娘
おやたったったっと駆けてきて
ひそひそ話おどろいた
キサマもライバルなのか
(わん・つー・さん・しっ!)
愛シテモ戀シテモ敵だらけ
一思いにぶった斬っちゃったいけど
アレスンナコレスンナ五月蝿(うるさ)いよ
掟(おきて)なんて大嫌いだ
どうしたら許されるこの想い
盆栽の影から君をみてた
隠密に隠密にできるかな
クノイチでも戀がシタイ
戀がシタイ!
ある日屆いた密書に書かれた
とんでもナイナイな內容に慄(おのの)く
次の標的はまさしくあの人
なんで? どおして? 頭ん中パニック
生まれて初めてのこんな選択
殺シにためらいと容赦は無用
とうさんかあさんあたいやっとやるべきことが見つかった
愛シテモ戀シテモダメダメよ
それがあたいの生きる定め
アレスンナコレスンナ五月蝿(うるさ)いよ
掟(おきて)なんて大嫌いだ
満月の燈りに時は満ちた
壁を裏返して君の前で
忍ばせた刃(やいば)に託す想い
クノイチでも戀がシタイ
戀がシタイ戀がシタイ
クノイチなら戀ヲ果タセ
(nanana... ひー・ふー・みー・よー)
(nanana... いつ・むー・やー・とお)