おでこに生えたビワの性格が悪い
おでこからビワの木が生えた
額頭上長出了枇杷樹
最初からいましたみたいな態度で生えた
一副理所當然就在的樣子長在那裡
無闇に抜くのも恐ろしく
隨便亂拔掉感覺很可怕
醫者に行くのも恥ずかしい
去看醫生感覺又很丟臉
ビワの重みで手元が狂い
枇杷的重量害我手滑
片眉を剃り落としてしまった時
不小心剃掉一邊眉毛時
涙目になる俺をよそに
枇杷無視熱淚盈眶的我
爆発的に伸び始めた
開始爆發性的伸展
悲しんだら枯れるから
如果我悲傷的話它就會枯萎
笑って咲かせ続けるとか
那我要笑著讓它繼續綻放
そんな設定にして良い話みたいにしろよ
乾脆設定成這樣弄成好像什麼感人故事一樣算了
凹んでる時に限って
不要挑在我憂鬱的時候
たわわに実ってんじゃねーよ
結實累累行不行
俺の毛の量と反比例する気かよこの野郎
你是打算跟我的發量成反比嗎混帳
おでこからビワの木が生えた
額頭上長出了枇杷樹
祖父の代からここみたいな態度で生えた
一副從阿公那代就在的樣子長在那裡
寢てる時には伸びないのに
明明在睡覺時他不會長大
起きて見てる時に伸びる
可是起床看著它時卻長啊長的
目の前にて茂りゆくビワに
在眼前越發茂密的枇杷樹
ついに除草剤を散佈したのだが
我終於對它灑出了除草劑
油斷していた數分後に
可是在疏忽大意的數分後
後悔することになるのだ
卻感到了無比後悔
流れてきた雫がちょうど
枇杷的樹枝長到了
目に落ちてくるような
上面的除草劑
位置に枝が伸びてきてる
好像隨時會滴進眼睛的位置
シャンプーハットが欠かせない
害我只好戴著洗頭帽過活
寢転んだら床に垂れて
躺著滾滾就會流到地板上
畳が腐ってゆく
結果榻榻米越來越爛糊糊
仕方なく洗い流したら
實在沒辦法只好去洗掉
その水でまた育った
結果淋到水枇杷又長大了
逆手に取る
我要反將它一軍
落ち込むと育つのなら
如果我沮喪就會讓枇杷長大
笑えば枯れるはず
那我笑的話就會枯萎吧
食らえ俺の大爆笑
吃我一招大爆笑
右脇から二本目生えた
從右邊腋下長出另一棵了
笑うと増えるとかアホか
笑了就會增加這什麼鳥
しかも枝が刺さるから
而且樹枝會刺到
右脇が閉められない
所以右邊腋下合不起來
さすがにもう命の危機だ
這下真的要出人命了
119番にコール
趕快打給119
救急車到著までの間に
在救護車到達之前
キレイに抜けた
枇杷樹脫落得乾乾淨淨
あ゛あ゛ー! ! ! ! ! ! ! ! !
啊啊ー! ! ! ! ! ! ! ! !
あ゛あ゛ー! ! ! ! ! ! ! ! !
啊啊ー! ! ! ! ! ! ! ! !