祭符「神遊びの唄」
編曲 : 凋葉棕
來唉,身著緋袖,頭戴玉梳,鈴動而響聲叮呤。
さあ 緋の袖 玉櫛 鈴打ち鳴らし
諸位賓客,吉日正值,只消翩翩現舞姿。
御前に はれのひ ただ舞うたらば
籠山之中,八坂神社,木枝之上,和幣為飾。
かご山 やさか 木の枝 にぎかけ
漸行漸響,樂聲作,何不一同嬉戲焉。
やうやう響け供に遊ばせ
遙望而去,乃是未開之幻想鄉(大地),
振り放け見遣れば未闢の幻想郷に
以及生息於其上之眷民的身影。
まつろうものの姿のあらんことを
遠眺而可盡覽乎,
遠くに知るか
這片廣袤無垠的原風景(風景)。
果てども無き原風景
遠方正是蒼茫處,
遠くは遙か
這片吾所護佑的原風景(風景)。
これは見守る原風景
青山翠巒間,
緑の山に
涓流隻及膝。
瀬渡斯くやも
草木著新色,
萌える色出る
溫軟似暖玉。
玉のごとくに
綻放兮,綻放兮,
咲かせよ咲かせ
眾生美如斯。
さてもみなうつくし
恰逢新生將臨,
迎える命
笑顏如花心歡喜。
歓喜び咲うこと
風起花搖曳,
涼れにそよぐ
織作萬彩千姿。
彩を織り成す
稚花映新色,
萌える色出る
爛漫似華錦。
錦のごとく
祭典若得添色,便與祭祀無異。
祭に添えては祀に同じと
快進來,歧之神,這邊再過來這邊,
踏めよ來無処ここよりこちら
只待,投足,
さあさ一踏
蹡蹡開宴。
宴の開く
嬉戲吧,勿論生死,
遊べよ 命懸け
未及盡興,又怎能停止。
その 酣なること
交手之間,方得以致知,
交われ 禦魂ごと
禦魂之吾身正存於世。
それの在ることを知れよ
來唉,
さあ
二拜、二拍、一拜間,
二、二、一で
擴散而出的彈幕(風景),
拡散がる弾幕に
若能豁出性命將其躲避,
その身を賭して避けたれば
這份瀟灑即為供奉之舞姿(身形),
奉避る舞となって
將神明(吾)祭祀,儘管暢遊不已。
神祭ろうと楽ばすように
舞不端者,以口吞之。
舞はぬものならば口より呑ませ
技不巧者,以口吞之。
巧ならずば口より呑ませ
礪其心體,及至後人。
身にところせしことその末代まで
肅其身形,及至後人。
身のところせしことその末代まで
世人亦知曉,
人にも知るは
夢中語同眠。
夢の噺と寢
一覺忘今夕,
悠けく眠れ
長臥花褥間。
永遠の花褥
避不及,無以顯身手,
避けねば咲かず
若不濟,顏面又何存。
さても去ぬるべく
起舞起舞再起舞,
舞え舞え舞うより
此外另無他途。
その道は無く
手來阻,足來阻,
手足も塞ぐ
道窄無避處。
さても狹き道を
若得祟神展神力,
くぐるは猛き
潛游迅猛亦萬鈞。
ものの仕業なれば
執鐵輪在手,
鉄の鑰持て
現往昔神話(戰事)。
かつての神話
如流遍世間之傳聞,
遍く伝えて
擊而滅(戲)之。
うち滅ばさん
祭典若得添色,便與祭祀無異。
祭に添えては 祀に同じと
跨過來,歧之神,順著拍手之方位,
跨げ來無処手の鳴る方へ
只待,投足,
さあさ 一踏
蹡蹡開宴。
宴の開く
嬉戲吧,勿論生死,
遊べよ 命懸け
未盡精妙,又怎能停止。
それが妙なること
交手之間,方得以致知,
交われ 禦魂ごと
禦魂之吾身正存於世。
それの在ることを知れよ
來唉,
さあ
二拜、二拍、一拜間,
二、二、一で
擴散而出的彈幕(歌聲),
拡散がる弾幕
若能以身相合一同演奏,
その身合わせて奏すれば
這份優美即為祝避之詞,
祝避の詞となって
將神明(吾)祭祀,儘管頌唱不止。
神祀ろうと唄わすように
嬉戲吧,勿論生死,
遊べよ 命懸け
未極華美,又怎能停止。
その美しきこと
交手之間,方得以致知,
交われ 禦魂ごと
禦魂之吾身正存於世。
それの在ることを知れよ
來唉,
さあ
二拜、二拍、一拜間,
二、二、一で
擴散而出的彈幕(風景),
拡散がる弾幕に
若能讓戰呼從中響徹致遠,
はるけく鬨を響かせば
這份昂揚即為祭出之符名(詞),
掲げる符名となって
神明(吾)亦然奏者(人)亦然,儘管暢遊不已。
神も演者をも楽ばすように
祭典及今仍未至終曲,
祭りは未だ終わらず
也即明日(吉日)之後依舊明日(吉日) 。
即ち明日のちまた明日