屋根裏物語

今晩和(Bon soir)——
晚上好(Bon soir)——
親愛なる地平線の旅人よ…
親愛的地平線的旅人啊…
生と死の荒野が流離う內に…この地平に辿り著いしまったようだね…
在生與死的荒野上流離…你終於抵達了這道地平線…
殘念ながら此処は行き止り…不毛の世界だ…
但是很遺憾…此處是死路…荒蕪的世界…
少女が白いキャンバス(Canvas)に描いた幻想…屋根裏で紡がれし《物語》(Roman)…
少女在純白的畫布(Canvas)上描繪的幻想…在閣樓中編織的《故事》(Roman)…
折り合わさった死んだ十三人の少年達…
相互堆疊著死去的13名少年…
嗚呼…其の檻の中彼女の笑い聲は支配する…
啊啊…都被牢籠中的她的笑聲支配…
「はい、奧様(Oui, madame)」
「是夫人」
「さぁ、生まれておいでなさい——Hiver」
「來降生於此吧――Hiver…」
生まれて來る《物語》(Roman)…死で行く《物語》(Roman )…
誕生的故事(Roman)…死去的故事(Roman)…
君が聞きている現在(いま)…もう一つの《伝言》(Message)…
現在你聽到的…另一則《留言》(Message)…
廻る『風車』…煌く『寶石』…
旋轉的『風車』…閃耀的『寶石』…
巡る『焔』…『雙児(ふたご)の人形』…
環繞的『火焰』…『雙子的人偶』…
燈される『第五の詩篇』…
被點亮的『第五詩篇』…
「Roman…」
「Roman…」
君が望む地平に繋がるまで…何度でも巡り尚せばいい…
在連結到你所期望的地平線之前…無論幾度輪迴都將繼續…
約束されし無慈悲な夜が明ければ…また新しい朝が訪れるだろうか？
約定中殘酷的夜晚若是天明 是否還會迎來新的晨曦？
「現実…幻想…物語(Roman)の世界…噓を吐いているのは誰か？」
「現實…幻想…故事(Roman)的世界…說謊的人是誰？」
「其処にロマンは在るのかしら？」
「那裡可有Roman存在嗎？」