詠と英知(A to H)
certainly確かにそうだ
カラ回りの戀、そのものだ
probablyきっと君は
枯れた世界で詠う藍だ
slightlyわずかに少し
心の殻が揺れて落ちた
gradually少しずつ
相を知りゆく
詠と英知だった
fortunately幸いにも
君と交わってしまったから
actually実際そう
青すぎる夢を見たようだ
eventually結局君の
言葉をきき取れなかった
totally全部全部
不器用な自分の生だ
fortunately 幸いにも
無謀な事わかってたんだ
furthermoreなおさらそう
相の世界、心、體
merely単純に答えを
きくのが怖かっただけだ
immediately いますぐにどうか
教えてくれ、とは言わないから
anytimeどんな時も
anywhereどこに居ても
君の詠、忘れないように
absolutely決してそれは
空を満たす戀では無かった
possiblyもしかしたら
心満たす愛かもしれない
obviously明白にその
景色に觸れて青とした
nevertheless それにもかかわらず
心の揺れを包む夕焼けだ
「教えて、そのウタを」
unfortunately不幸にも
君と交わってしまったから
exactly全くそうさ
青すぎる夢見てしまった
especiallyとりわけ今日は
かなしい程交わるカラー
basically根本的なのさ
それじゃ藍にはならない
lately近頃の空は
rarelyほとんど読めない
別れを見透かしているように
certainly確かにそうだ
カラ回りの戀、そのものだ
probablyきっとこれは
枯れた世界をつたう涙
slightlyわずかに少し
心の空が揺れて落ちた
gradually少しずつ
相を重ねた詠と英知だ
ultimately最終的に僕は
君のウタに心を蒔いた
completely完全に僕らは
愛の相対にあるAとHだ
apparently見る限りふたり
混ざる世界に詠うようで
definitely明確に僕らは
Iには決してなれない
詠と英知だった