Asculture (feat. 抹)

拝啓 彼の地の想い人
敬啟 回憶心戀彼鄉者
種を蒔いた日のことを覚えていますか？
那段播種耕植的往事是否還能再次憶起
この場所が不毛の地と呼ばれていたあの大昔
這個被稱為貧瘠之地的荒野的久遠歷史
私たちの胸の中にあった気持ちを覚えていますか？
舊時心中浮湧的那份感觸尚如今記得嗎
絶望という概念も知らず、
似是永遠察覺不到絕望般
寢ること惜しんで毎日寶探し。
日日不眠不休的尋寶遊戲
楽しかった。
似乎我也樂在其中呢
けど初めての秋のことだった。
可是那件初秋發生的大事
あまりの不作に
貧瘠田野過度的歉收
｢日々の辛すぎる労働の対価がこれなんて
｢沒日沒夜辛苦的勞作的回報卻是如此
あんまりじゃないか｣
未免也太過分了不是嗎｣
保証はあってないものってことと、
發生了沒有保證的歉收之類的
さおならはあっけないってこと。
這樣的話真是太沒勁的事了吧
それと冬は孤獨よりも
可與此寒冬的孤獨相比我卻習得了
はるかにあったかいことを學んで。
遠遠比此更重要的春風般溫暖之事
それから幾たび四季を巡れば
接此往後幾次四季循環
見る間見る間に土地もわたしも豊かに。
轉眼之間眼看貧野與貧瘠的我都漸漸豐盈起來
されどどこかでひとりぼっちで生きるその無味さに
可那在哪都是獨自伶仃一人的生活已經乏味了
気づいてしまったのは幸か不幸か。
究竟是幸抑是厄意識到卻已至終焉之時
意味のない繰り返しのような日々を
那毫無意義如同無盡循環般的時日
埋めるものを探した結果
尋找填滿這份空虛之物的結果卻是
屆かない手紙の筆をとった。
攥筆寫下了一封永遠無法傳達的信

因為那日臨走前的告別假若是我領會意思有誤
だってあの日のさよならがもしも聞き間違いで
實際上二人仍是在糾纏無法做到徹底放棄的話
実はまたねだったなら諦められないね。
在此頑強向上生長的根苗啊正是纏繞在小指上的象徵物
ここに強く張った根は絡む小指のメタファー
在手信的末尾之處習以為常添上那句祝福
手紙の結びにはいつもこの言葉を添え贈る
而我仍舊不變如封地在此大地播種著幼苗

僅是為了生長出絕不倒伏於彼風雨的幼芽
わたしは変わらずここで種を蒔いてるよ、
在思慮關於什麼是幸福喜悅之時卻對被限制的生活方式感到疲憊
雨にも風にも負けぬ芽を出すためだけに。
那終獲得自由的部分時間

若與全天相比卻只想嘆息
幸せについて考えるとき限って生活に疲れてる
青葉仍一輪一輪劃過反复累積的疲憊日常
自由にできる時間の分
｢至少得把今年播種的部分給…｣
もしもと今日を比べてため息
這些是說給自己聽的安慰的話吧
一葉また一葉積み重なった日常
然而偶爾向著那手掌上刻下的皺褶渾然出神
｢せめて今年の種もみの分は｣
一切正被我捨棄關於你的記憶也成了正在被遺忘的事
と自分にまた言い聞かすんだろう
注意到了吧
だけど、たまに、手のひらへ刻まれた皺を眺め
那種子發出的幼苗
すべて捨てたあなたのこと忘れてることに
從幼苗變為果實正是生物規律可存活的幼苗卻是很少一部分
気づいたんだよ
明知道僅僅只靠灌注著模仿而來的愛意是無法傳達到的
種が苗に、
卻仍然歌唱著
苗が実りに変わるリズムで生きるマイノリティ
不過今夜所唱起的那首歌謠稍稍有一點點不同了呢
注ぐことだけで學ぶ愛の意味を屆かないと知りながら
實際上若能被你聽見的話對此你又該會作何感想呢
歌う
終於能勉勉強強發芽的幼苗正是強烈信賴之情的象徵物

在萃金的河面之上領悟了那份有力的愛意
だけど今夜歌った歌がちょっとした間違いで
而我依舊始終如一地在此大地播種著幼苗
実は聞こえてたらどう思うのかな
僅是為了培育出絕不倒伏於彼風雨的幼芽
やっと芽吹いた芽は強い信頼のメタファー
小苗懷抱著滿滿夜露而耷拉著腦袋的樣子
黃金色の水面の中強く愛の意味を知る
最終的分支線上終於明悟我們是如此相近

地球的某處你仍在播種微小希望的時候啊
わたしは変わらずここで種を蒔いてるよ、
正像那絕不屈服在風雨之下的頑強的根苗
雨にも風にも負けぬ芽を出すためだけに。
再會了吧、永遠存在於我記憶之中的愛人
夜露に抱かれて頭を垂らす様は、
我也會始終如一地在此播種希望幼苗的喲
今際の分かれを知るわたしたちに似ている。
我所思念的愛人啊、無論此時身在何方我都會為你而祈願盼望你枝葉永繁穰
地球のどこかであなたがまた種を蒔くときは
雨にも風にも負けぬ根を張りますように。
さよなら、記憶の中生きる想い人よ。
わたしは変わらずここで種を蒔いているよ。

想い人、どこにいようとあなたの苗の豊穣祈る。