ヒール脫ぎ夜空に投げて、変わらない月を見上げる
把高跟鞋脫掉投往夜空,仰望沒有變改的明月。
かざす手の爪眺めたら、くだらない時間がまた來るの
盯著高舉的手的手指,無意義的時間又會再來嗎?
いつかどこか消えて無くなってく
某天將會消失至某處化為烏有
カケラひとつ、觸れて壊した
一片碎片,碰觸就粉碎了。
「――ああ、退屈な日々。」
「――啊,無聊的日子啊。」
紅茶飲めば変わる
飲了紅茶就能改變麼?
「ああ、冷めてしまいそうね。」
「唉呀,看來已經變冷了呢。」
アンダンテな日々に――。
變成慢板(Andante)的日子――。
モノクロの景色壊し、クレナイに染まるマボロシ。
把單色的景色毀掉,換成染成紅色的虛幻。
悪い夢見てたような、気だるさにマブタ閉じた。
就像做了個惡夢般,倦怠地閉上眼睛。
「――ああ、今日も何事も無く過ぎて往く。」
「――啊,今天也是沒發生甚麼就渡過了。」
いつもと同じ。
跟往常一樣。
「アレグロな日々もヤだわ。」
「我倒也不要快板(Alegro)的日子啊。」
――冷めていた紅茶を飲み幹した。
――把變冷了的紅茶喝光了。
広がったアールグレイの香りさえ、退屈な日々。
就連格雷伯爵茶飄揚的芳香,我也已經厭倦了。
あくびして空眺めたら、変わらない月がただ見下す。
打著呵欠遠眺天空,只有沒有變改的明月在俯視著。
やがていつかパズル埋めるはずの
應該不久就會把拼圖砌好的呢
ピースひとつ、觸れて無くした。
一片零片,碰觸就不見了。
「――ああ、憂鬱な日々。」
「――啊,鬱悶的日子啊。」
紅茶飲めば変わる
飲了紅茶就能改變麼?
「ああ、シュガー入れなきゃダメ。」
「唉呀,要加點砂糖才可呢。」
アンダンテな日々に――。
變成慢板(Andante)的日子――。
アカシロの何か壊し、クレナイに染まったドレス。
把甚麼紅白的毀掉,看著染上紅色的洋裙。
「悪くない色をしている――。」
「這顏色倒也不錯呢――。」
ワルツには丁度良いか。
現在正好跳華爾茲呢。
また今日も気の向くまま、気だるさに體預けた。
但今天卻又再順著心意,倦怠地放下身軀。
「――ああ、今日も何事無く過ぎて往く。」
「――啊,今天也是沒發生甚麼就渡過了。」
いつもと同じ。
跟往常一樣。
「アレグロな日々はヤだわ。」
「但我才不要快板(Alegro)的日子啊。」
――寒空に、ヒールが落ちる。
――高跟鞋從寒冷的天空掉下來。
「ああ、今日も何事も無く。」
「――啊,今天也沒發生甚麼。」
甘すぎる紅茶を飲み幹した。
――把甜得很的紅茶喝光了。