フレンドシップ
少しの痛みくらい耐えてみせるよ
だってあなたは大事な友達
いつからかなんて分からない
どうしたいのかも分からない
ただ隣で笑う顔 見られればそれで良かったのにな
似てるよねって言うたび
なんだか嬉しくなって
腕組んだり 抱きついたり
ふつうの恋人みたいに
好きだよって言うたび
同じ言葉くれるけど
どうしてあなたのくれる好きは
違う色をしているの?
溢れそうな想い何度も拾って
胸に押し込めたら 涙に変わる
気付かれないように 拭う手で触っても
触れることの出来ないとこにある
気持ちが欲しかったの
優しいねと言ってくれたこと
嬉しかったはずなのに
私のいないあなたの幸せ
願うこと出来なかった
違う色した「好き」が
混ざって黒くなる前に
大好きだと言ってくれた
優しい私のまま
この指を解いてよ
だけど繋いでいたいよ
千切れそうな心抱いて
今日も笑顔でいなくちゃ
二人重ねてきた楽しい想い出も
全部 裏返って胸 締め付ける
丁寧なオシャレも言葉も温もりも
他の誰でもないあなたにだけ
響いて欲しかったの
別れ迫る夕暮れの駅のホーム
一番近くて遠い横顔 眺めてた
揺れるまつ毛 髪のにおい 砕けた恋
ねえ 側にいたいよ
こんな痛みくらい耐えてみせなきゃ
大切なものさえ大切に出来ない
改札越し 小さくなってゆく背中
苦しいよ 悔しいんだよ
お揃いの記憶も シャンプーも ネックレスも
ささやかな絆に縋り付いたって
お揃いになれなかった心を思うたび
息も出来ないくらいに 苦しかった
可愛い笑顔も 泣き顔も ワガママも
繋いだ手も 心も 愛しさも
全部置き去りにして
ちゃんと前向いてみせるよ
だから隣にいて だってあなたは
ステキな友達
ずっとずっと大好きな友達