Precious
真夜中の 高鳴り 午前2時
手の平に 何度も書いては 消える文字
なにげない 言葉も
あなたから 届けば
星たちが またたき 踊り出す
寂しさ 埋めるため
世界は 増やすことばかりに溺れた
この手に 大切なものたち すべてを
集めても 指の隙間から こぼれてく
終わりまで 抱きしめているのは
ただひとつ
そばにいて 心は叫び出す
浮き雲のぼくらを どうかつなぎとめて
孤独を おそれては
世界は つながることばかり覚えた
この手で守るものを探していても
ポケットの中で 消えないあたたかさは
限りある
あなたとの時間(とき)ただひとつだけ
夜明け前の公園で
Time 止まることない針と
ああ ふたり眺めた空も
そう 姿を変えて
世界はつながることばかり覚えた
この手で守るものを探していても
ポケットの中で 消えないあたたかさは
限りある
あなたとの時間(とき)ただひとつだけ
大切なものたちすべてを
限りあるあなたとの時を
大切なものたちすべてを
抱きしめているのはただひとつ
おわり