IDOLIZE
『次(つぎ)』 の保障(ほしょう)なんてどこにもないやいや
信(しん)じていたのに! と怒鳴(どな)り声(ごえ)が聞(き)こえてくる
「そこにあること」を当(あ)たり前(まえ)に思(おも)うことなく
「ここにいること」を敬(うやま)えよ
愚(おろ)かしいなぁ
いつも手(て)が届(とど)く と勘違(かんちが)いして
いえいえ、そんなつもりじゃない とお茶(ちゃ)を濁(にご)していますが
おかしいね 笑(わら)っちゃうね こそばゆい もどかしい
自分(じぶん)が一番(いちばん)の理解者(りかいしゃ)と思(おも)いたいの?
世界(せかい)は蛙(かわず)が思(おも)うよりも…
?
君(きみ)の知(し)らない 彼(かれ)のお話(はなし)
大事(だいじ)なことは いつも野放(のばな)し
意味(いみ)の成(な)さない君(きみ)は
おゝ悲(かな)し
ないものねだり
いつも繰(く)り返(かえ)し
ちゃんと愛(あい)せていたか不安(ふあん)
だなんていやいや、心配(しんぱい)にゃ及(およ)ばない!誰(だれ)も気(き)にしていないのに
人一倍(ひといちばい)敏感(びんかん)に反応(はんのう)する 「代弁者(だいべんしゃ)」さん
ご機嫌(きげん)は如何(いか)が? 少(すこ)しは近(ちか)づけたの?
描(えが)いた愛(あい)は 幸(しあわ)せな夢(ゆめ)
いつでも
もしかして を待(ま)って
そして、あわよくば
なんて醜(みにく)いね!
君(きみ)の知(し)らない 彼(かれ)のお話(はなし)
大事(だいじ)なことは いつも野放(のばな)し
意味(いみ)の成(な)さない君(きみ)は
おゝ悲(かな)し
ないものねだり
いつも繰(く)り返(かえ)し
意識(いしき)に咎(とが)無(な)し
いつもの小噺(こばなし)
好(す)きを重(かさ)ね重(がさ)ね映(うつ)した
影(かげ)は隙間(すきま)だらけ!