<ハジマリ>のクロニクル
ある抜け落ちたページ
…/一片掉落的書頁……
歴史を導く白い鴉と
/引導歷史的白鴉和
歴史を呑み込む黒い
魔獣/吞沒歷史的黑之魔獸
書の記述を真似したごっこ遊び
/模仿書中記述的游戲
キミはいつも
鴉で/你總是扮演鴉
ボクは魔獣の役だった
……/而我總是扮演魔獸的角色……
《 Chronicle 2nd 》
Vol.20
<ハジマリ>のクロニクル
【“開始”的Chronicle】
昏く永い闇を抜けて
/穿越永恒無光的黑暗
新しい時代が來るよ
/迎來新的時代
鎖ざされていた
/枷鎖已除去
物語たち
/故事們啊
動き出すよ
/行動起來吧
何故キミは泣いているの
/為什么你在哭泣
生きるのは哀しいかい
?/因為生活太過悲哀?
そんな時こそ
/那樣的時候
大きな聲で
/只要大聲
笑うと良い
/笑出來就好
世界を優しく包む
/溫柔地將世界包裹
大きな笑顔(はな)を咲かせよう
/露出燦爛的笑容
流した涙は
/流下的眼淚
虹になる
/變成彩虹
キミを傷つけるモノ全てを
/一切傷害你的東西
ボクは絶対赦さないよ
/我都絕不會饒恕
キミを護るためボクは戦うよ
/我為了守護你而戰鬥
ボクを最後まで信じて欲しい
……/直到最后也請相信我……
「そんな悲しい顔しないでおくれよ
。/“不要露出那樣悲哀的表情。
ねぇ…初めて會った日の事を憶えてるかい
?/喂……初次相逢的時候你還記得嗎?
あの日、キミは小さな翼を震わせて泣いていたね
。/那時,你顫抖著小小的翅膀哭泣。
でも…今のキミの翼は
/看……現在你的羽翼
とても大きくて力強い美しさに満ちている
。」/已經這么寬廣、強力,這么漂亮了。”
「キミはいつも
鴉で/“你總是扮演鴉
ボクは魔獣の役だったね
。/而我總是扮演魔獸的角色。
本當は、たまにはボクも鴉を演りたかったんだけど
、/其實呢,我偶爾也曾想過扮一次鴉,不過,
そうじゃなかった/
并不是那樣。
鳥でも獣でもなかったんだ
。/既不是鳥也不是獸。
ボクは
今/我想
本當の自分の配役を知ったんだと思う
……。」/現在我已經知道自己真正的角色了……”
小さき者と嘲笑う
/嘲笑著渺小者的
殘酷な歴史の時風(かぜ
)/殘酷歷史的時間之風
翼を広げて迎え討つ
/展開羽翼迎擊向前
キミが白い鳥になるのなら
/如果你成為白色的鳥
ボクは大きなソラになろう
/我就成為遼闊的天空
キミは何処までも羽ばたいて往ける
/無論你展翼飛翔向何處
ボクは最期まで信じて逝こう
……/我直到生命的最后也會相信著你……
「ボクのことは愛さないで欲しい
。/“希望你不要愛我。
ボクは、もうすぐキミの世界から消えてしまうから
。/我呢,很快就要從你的世界里消失了。
ボクのことなど忘れて生きてゆくんだ
。/忘了我的事,繼續活下去吧。
これから手にするモノを愛する為に
/為了去愛那從今以后將要得到的事物
キミは生きてゆくんだ
。/你要活下去
生き延びるんだ
/活下去
どんなことがあっても生き延びてゆくんだ
。」/無論遇到什么樣的事情,都要活下去。”
「どんな困難が訪れようとも、絶対諦めたりはしないんだ
。/“無論遇到什么困難,都絕對不要放棄。
<時を超え甦るハジマリの地平線>(クロニクル
)/‘超越時間的開始的地平線’(Chronicle)
それがボクとキミとの、たったひとつの
約束……。」/這是我和你的,唯一的約定……”
──哀しみの黒い幻想(ファンタジー
)/——悲哀的黑之幻想(Fantasy)
ここからハジマル/
從這里開始的
ボクらの戦いの年代記(クロニクル
)──/我們的戰斗的編年史(Chronicle)——
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